日々タイ発のBLドラマに癒されている私(今は「PIT BABE」に夢中)ですが、タイという国には日本とはまた違う素敵なものや事がたくさんあると感じています。


本日ご紹介するのはタイ人の漫画家であるウィスット・ポンニミットさんの「マムアンとララちゃん」。


↑雑誌「リンネル」で連載されていた作品が待望の書籍化!

帯には上白石萌歌さんの「マムアンちゃんは、わたしの心の地図。」という素敵なコメントが書かれていますが、本当にその通り!

自分の心が嫌なもので満たされている時に読むと正しい気持ちに戻れてホッとするのです。



さて、作者であるタムくんことウィスット・ポンニミットさんはタイ・バンコク出身の漫画家さんです。

日本の漫画に影響を受けたという作風は、私たち日本人にも親しみやすい!

日本語も堪能で、この作品も日本語で描かれています(すごいよなぁ)。


マムアン(タイ語でマンゴー)ちゃんはタムくんの作品に登場する代表的なキャラクターです。

今作には猫のララちゃんも仲間入り。

タムくん(同い年なのでくん付けで失礼します)はご実家ではずっと犬と共に暮らしていたそうですが、大人になり、ご結婚された後は犬と一緒に暮らしてなかったとの事。

しかし、ある日お友達の家で生まれた子猫を見て一目惚れ。

ドラミちゃんと名付けたその子がララちゃんのモデルなのだそうです。


↑日本語で言うところの「マンゴーと餅米のデザート」=「カオニャオ(餅米)マムアン(マンゴー)」。

食べる前から好きに違いないと思ってましたが、食べたらやっぱり大好きに。

マムアンちゃんのようにスイートでふくよかなデザート!


この連載は2015年からコロナ禍を挟み、2023年まで続きました。

タムくんの作品やご自身のコメントにはタイならではの考え方も垣間見る事が出来、私から見るとそれはある意味哲学的ですらあります。


↑2021年に阪急百貨店で開催された「マムアンとララ展」。

実は今年久しぶりに開催されたのですが行けなかった…。

↑どんな時でも素敵なことやものが近くにあると教えてくれるタムくんからのメッセージ。

↑すごく綺麗!制作過程の作品。


しかし、この作品が最も私に教えてくれた事はこんな事です。

一緒に過ごす大好きで大切な存在(猫だったり犬だったり金魚だったり人間だったり)をもっと大切にしようという事。

思い通りにならなくて怒ったり、きつい事を言ってしまう事もままある私。

本当に良くない事です。おまけに必ず後で後悔するんですよね…。


大切な存在がいなくなってしまわないように、またいなくなってしまった時に後悔してしまわないように、常に心にマムアンちゃんとララちゃんに居てもらおうと決めました。


あぁ、タイで生まれたものはやっぱり私の心に輝きを与えてくれる事よなぁ。