京都出身、現在は大阪在住であるわたくしは生粋の関西人です。
途中2年ほど東京に暮らしましたが、一切標準語に染まらず、ずっとバリバリ関西弁を話しております。
↑「♪と〜れとれぴぃちぴちカニ料理〜🎶」「♬関西電気保〜安協会〜♪」のメロディーがすぐ頭に浮かぶ人は立派な関西人。
しかし、同じ関西と言えどそれぞれの地域で使う言葉は微妙に(大いに、の場合もある)違っていて、現在暮らしている大阪・泉州地域出身の夫と出会った当初は彼が何を言っているかわからない事もありました。
関西的には「泉州弁=若干荒々しい」「京都弁=はんなり」的なざっくりしたイメージはありますが、泉州にも優しくおとなしく話す方はたくさんいらっしゃるし、京都にも早口で捲し立てるように話す人はいっぱいいます(って言うか、それ私)。
そんな、現在の「地元」である泉州地域の「#地元の好きな方言」は「ようお越し」です。
温かく迎えられた!的な感じで思わず感激しちゃうフレーズ。
↑「泉州地域=荒々しい」イメージの原因(?)はやっぱりだんじり?
いや、勇壮でとてもカッコ良いお祭りなんです。
今年は来週末14・15日に開催。
どうぞ皆さま岸和田へ(9月のだんじり祭りが開催されるのは南海岸和田駅周辺です。難波駅から一本!)。
生まれ故郷である京都で話す「京都弁」ですが、いわゆるイメージされるような「へえ、おおきに」「すんまへん」「おいでやす」などを日常的に使っているのはごく一部の人だけだと思います。
私が若い頃、お年寄り(祖母含む)は「お疲れさんどす(どした)」など「〜どす」「〜どした」、いかにも京都な語尾をナチュラルにつけていましたが、親世代はすでに使わない(先ほども触れたように一部の人は除外)語尾でありました。
そんな「元地元」の「#地元の好きな方言」は…実は特にないのですが、とにかく「ありがとう」や「おおきに(これは方言だな)」を言えとしつこく教えられた事は今も役に立っていると思います。
その事は京都だけではなく関西一帯が同じであるようで、よく他所の地域から来られた方に「こっち(関西)の人って本当によく『ありがとう』って言うよね〜」と褒めて頂く事が多いです。
まぁそれも関西人のサービス精神から来ている事かも知れませんが、「ありがとう」と伝えて角が立つ事はないと思うし、言葉で喜んでもらえるなら安いもん(そういう事言うから関西人は…)です。
そして生粋の関西人である私は、各国の「ありがとう」を武器に世界を歩いている、と言うわけです。
↑パッと見強面だけど優しいお兄さんに「謝謝!」と感謝する台湾の夜。