普段観ているタイドラマは大抵全12話なのですが、今回完走した「We Are」は全16話。
4ヶ月間に渡ってオンエアされていた作品です。
とは言え、カップル4組・計8人(+ゆかいな仲間たち)のキャンパスライフ、友情、恋愛模様を描くストーリーなので長さは全く感じさせられず、「えっ!もう終わっちゃうの?」と後ろ髪引かれつつ視聴終了。
↑「We Are」はYouTubeで日本語字幕付きで視聴可能(ありがたい!)。
ただし、現在日本語字幕がついているのは11話まで。
私は12話からは自動翻訳(日本語)で見ました。
タイ語→英語→日本語で翻訳されているらしいので若干不自然な字幕ではありましたが、何とか意味を汲み取り脳内で補完しながら完走。
GMMTVの大人気ペアであるPond&Phuwinを中心に、Aou&Boom、Winny&Satang、Marc&Poonという人気急上昇の3組のペアを加え、大学2年〜卒業までという期間の物語をタイドラマの名手であるNew監督が瑞々しい作品に仕上げています。
それでは、8人の男子大学生による輝かしい青春の日々を覗き見(?)てみましょう。
①ストーリー
美術学部で絵画を学ぶPeem。
クラスメイトであるQやファイ(サイシー)と課題の締切に追われながらも充実した日々を送っています。
美術学部では年に一度展示会が行われ、Peemもそこで作品を展示する事を目標にしていました。
ようやく完成した作品を提出する直前、グラウンドからサッカーボールが飛んで来てPeemの絵を台無しに…。
ボールを蹴った主である工学部のPhumがやって来て「ボールを取ってくれ」と横柄に告げてきます。
怒ったPeemはサッカーボールを蹴って返す代わりに、Phumの股間に強烈な一発をくれてやるのでありました…。
☆作品の公式予告映像はこちら!
しかし、一発喰らったPhumも黙ってはいませんでした。
Peemに「治療費が20万かかったから返せ。無理なら俺のしもべになれ」と告げて来たのです。
当然20万(バーツ?)も払えないPeemは周りに自分がしもべであることを周りに黙っておく条件でその要求を飲む事に。
そんな最悪の出会い方をした2人。
2人を取り巻くそれぞれの学部の友人、後輩、兄弟。
いつの間にかお互いを含めた彼らとも交流するようになり、物語は賑やかに、そして熱く甘く展開していくのでありました。
②登場人物
・Phum(Pond)&Peem(Phuwin)
工学部のPhumのしもべとなってしまった美術学部のPeem。
作業中にいきなり呼び出されて飲み物を奢らされたり、「買い物に行くからついてこい」と言われてついて行った際には「すぐ戻るからちょっと待ってて」とカフェで待たされ、ついには閉店時間を過ぎても戻って来なかったPhum。
最初はそんな感じのPhumに反感しか抱いてなかったPeemでありましたが、実はPeemに好意を抱いているPhumがじりじりと距離を縮め、ついには…(もうおわかりですよね?)。
Peemがいる場所にいつの間にか現れ、家まで送ったり(高級外車で。Phum実家は金持ち)、Peemが参加するボランティアキャンプに参加したり(で、Peemにアピール中のKluenに嫉妬したり)…と「Peemの事が好きでしょうがないんだよね?」と激しくわかりやすい行動に出ます。
そんなPhumの行動に対し、そっけないふりをしつつも実は嬉しいPeemくんなのでした。
↑子供の頃から大事にしているクマちゃんを抱っこしてPeemに電話するPhum。
そう言えば、PondPhuwin出演時の「Safe House」ではPondくんが持って来たスーツケースの片面を占める大きめのぬいぐるみちゃんが入っていたのでありました…。
ギャップ萌え?ギャップ萌え!!
・Q(Winny)&Toey(Satang)
人気急上昇中の2人が演じるのは、同級生から「マエストロ」と呼ばれ、教師からも一目置かれるQと彼をメンター(学内での指導者)にしている一学年下のToey。
ぶっきらぼうでありながらもToeyの事を放っておけないQの事を好きなToey。
Peemたち先輩や友人Mattを味方につけ、Qにアタックを開始します。
実は大学で先輩後輩として出会う前に「鉛筆先輩」と「ミルクフラッペボーイ」として行きつけのカフェで出会い、お互いの顔は知らないものの付箋でやり取りをしていた2人なのでした。
↑私が初めてこの2人を知ったのは「My School President」でしたが、あれよあれよという間にファンミーティングが開催されるほど人気に。
2人がメインの作品がまだ無いと言うのにすごくないですか?
2人で主演する作品も期待してます(来年にはある…はず!)!
・Tan(Aou)&Fang(Boom)
工学部のTanはPhumの友達であり、Phumのお兄さんであるFang(Khaofang)に片想い。
Phumにも協力してもらい、めでたくFangの心をゲットします。
この作品の中で一番早くカップルになった彼らの甘さは歯にしみる(?)ほど。
常にFangを「ハニー(ティーラック)」と呼び、ラブラブ光線を振り撒くTan。
対してクールなFangは若干塩対応に見えるのですが、そうではありません。
FangもTanが大好きなのでした。
↑ロイクラトンの夜に願いを込めて、共にクラトンを流します。
・Chain(Marc)&Pun(Poon)
Peem・Q・Tanとは高校からの付き合いであるChainとPun。
まだ2人はお互いの気持ちに気付いていません。
ふにゃふにゃした話し方で飲み会(しかもお店での)にはパジャマでやって来るちょっと不思議くんなPun(しかし生徒会の活動では別人のようだった)と、しっかり者のChainはとってもお似合い。
↑元々Pun役だった俳優さんが降板したため、急遽この作品に参加する事になったPoonくん。
俳優さんたちとはすぐに仲良くなれたというので何よりですが、さぞ大変だったんだろうなぁと思います。
しかし、そんな大変な状況の中でやり遂げたPoonくんのPun役は最高でした!
③見どころ
↑やたら全員集合の写真を撮る彼ら。
タイ(BL)ドラマと言えば、作品中必ず一度はどこかに旅に出る(海の近くである事が多い)シーンがあるのですが、このドラマに至ってはボランティアキャンプ・Peem実家のチェンマイ・(Phum&Peemの2人で海辺の街へ)・Q実家が経営するクラビの高級リゾート←それを見たToeyが「あたり引いちゃった?」的な事を言ってた。確かに!…と計4回のバンコクを離れたお出かけシーンがありました。
他のドラマより長い全16話でも長く感じないはずだよな〜。
もうね、若者たちの輝きでおばさんの目と心がやられちゃう!ってもんですよ。そこが最大の見どころです。
メインはやっぱり彼らの恋愛模様という事になるのでしょうが、この歳になるとそっちよりも彼らの友情により感動してしまうのです。
↑FangとPhum兄弟の仲の良さも眼福でした。
お互いを思いやる良い兄弟なんだよなぁ。
お互いがお互いの成功を願い、恋の成就を手助けする。
そんな胸熱シーンの数々に心が洗われました。
とは言えやっぱり見逃せないのは糖度高めなラブラブシーン!
あり過ぎるのでいちいち挙げてられませんが、好き好きオーラを隠そうとしないTanくんがやはり断トツで「甘〜い!!!」男でありました。
↑工学部の作業用シャツもよくお似合い!
あと、PeemとToeyが「Phumの方がカッコいい!」「P'Qの方がカッコいい!」と言い合ってるシーンがめちゃくちゃ微笑ましかったです。
↑PeemがPhumの誕生日に作ったバースデーケーキ。
いや、ほとんど叔母さん(Godji)が作ったっぽかったけどね。
でもその気持ちが可愛いし、こういうプレゼントが一番嬉しかったりするものですよね。
以上、わちゃわちゃ男子祭り大開催!の「We Are」のご紹介でした。
君たちみんな最高だったよ〜!
*何となく「マイエン」味もある「We Are」。
異論は受け付けますが、最初にPeemが罰としてPhumのしもべになる事、カップルが4組登場する事、工学部の一派が登場する事、みんなでわちゃわちゃやってる所がちょっと似ててマイエン好きの私としては嬉しかったです。
↑「友情」がテーマだというオープニングテーマもぜひご一聴くださいませ。