さて、「My School President」紹介記事Part2です。


前回はあらすじと登場人物について述べさせて頂きました。



今回は少しだけ深掘りして、主人公TinnとGun(本人達はどちらの名前が先かで言い争っておりましたが、私はやっぱりTinnGunではないかと…)の恋の進み具合、Gunたちのバンド「Chinzhilla」が目指す目標、Tinn&Gunと彼らそれぞれの母親との関係、そしてこちらも気になる!サブカップル2組についてお話したいと思います。


*「TinnGun」or「GunTinn」?

どちらの名前が先に来るかで関係性がわかる、BL界のお約束。


↑優しくGunを見守り、Gunのために自分が出来ることをすべてやるTinn。

やっぱりTinnGunだよな〜。


①TinnとGunの恋


音楽部廃部の危機からは脱する事が出来たチンチラのメンバーたちでしたが、楽器を片付けられたり、Hot Waveに出場するために「部員全員が定期試験に合格すべし」という条件を校長から突き付けられてしまいます。

その度にTinnは親友Tiwからのアドバイスとサポートを受けながらGunたち音楽部を助けるのです。

最初は「俺たちの部を廃部にしようとしてる生徒会長=嫌なやつ」という認識のGunたちでしたが、そうして生徒会のTinn・Tiwとの仲は縮まり始めます。


中でもTinnはGunに試験勉強を教えるという名目で1週間放課後に泊まりがけで一緒に過ごす事に。

爽やかな青春BL物語なので、そんな状況でも2人の仲が一気に進展する…という事はもちろんありませんが、2人の心の距離はとても近くなるのです。


↑楽しい時だけじゃなく、辛い時、不安な時、寂しい時…。

どんな時にも必ず一緒にいる2人。


いつしかGunもTinnへ恋心を抱く事になるのですが、音楽部には「Hot Waveに出場するまでは交際禁止」という鉄の掟があったのです。


↑「鉄の掟」のため、Tinnからのキスを寸止めするGun。


②「Chinzhilla」が目指す頂点



音楽部のバンド「Chinzilla」。

彼らが目指す目標は「Hot Wave音楽賞で優勝する事」でした。

彼らの一学年上の先輩たちがHot Wave音楽賞のステージ上で暴行事件を起こして敗退して以来、それは悲願でもありました。


↑「聖なるチンチラ」にお祈りするチンチラメンバーたち。願えば叶う!?


新メンバーであるSoundを加え、めでたく予選を通過したチンチラのメンバーはTinnとTiwの協力と応援を受けて海への合宿へと出かけます(タイBLドラマあるある。必ずと言っていいほど海辺の街へ行くシーンがある!)。

そこでは先輩Yokが待ち受けており、「楽しい海での合宿」が「地獄のスパルタ合宿」へと化し、GunとSoundはHot Waveで演奏する曲を作ることに追われます。



「鉄の掟」はあるけれど、そんな状況でもTinnとGunの思い(そして他のメンバーも…)は止められません。

海でさらに心を通い合わせた2人でしたが、帰宅後に待ち受けていたのは…


③Tinn&Gunと2人のママ


一緒にカフェを運営していたパートナーの女性が産休に入って以来、1人で激務をこなしていたGunの母・ギム。

Gun(そして時にはTinnも)も手伝ってはいましたが、とうとう倒れてしまいます。

その時たまたま手伝いで店を訪れていたTinnが病院に連れて行きましたが、髄膜腫と診断され、早急に手術が必要だと言われました。


Hot Waveが近付いている事もあり、Gunを心配させたくないギムはTinnに口止めします。

しかし、その後また倒れてしまったギム…。

Tinnが母の病状を知っていながら黙っていた事を知ったGunは激しく怒り、「母さんの葬式の日まで黙っておくつもりだったのか!?」とTinnを責めました。


症状が落ち着き、手術を受ける事を決めたギムはGunに自分が口止めした事を告げ、「Tinnを怒ってはいけない。彼がしてくれた事を思い出して」と言います。


ギムはTinnからいろんな事を聞き出していたのです。


いつからGunを好きだったのか。

Gunと仲良くなるためにTinnがどんな行動を起こしたのかを…。



ギムの助言ですぐに仲直り出来た2人。

そしてHot Waveのステージの後、母に正直にTinnへの思いを告げるGunなのでした。


↑ギム役のルークワーさん。すごく可愛い女優さんです。

Gun役のFourthくんとの親子の演技もすごく良くて、画面に向かって思わず「良いなぁ、あんな息子!」とため息をつく私なのでした…。

いや、実際に息子がいたとしても反抗期真っ盛りで「クソババァ」とか言われてるかも知れないんだけどさ。


一方、Tinnは校長である母・ポットジャニーにGunへの気持ちを打ち明けられずにいました。



学校では校長、家では母としてTinnを少々過保護に見守るポットジャニー。

一時は廃部にしようとしていた音楽部のGunの事は問題児として見ていた様子であり、また息子の相手は女の子であろう(しかも生徒会の)と考えているよう。


しかし息子が変わり始めたと感じたある時、Tinnがシャワー中で不在の時にかかって来た電話は…(画面に「チンチラベイビー」と表記された)Gunからだったのでした。

その事について親子で話したいと思うポットジャニーでしたが、息子Tinnも、そして彼女自身もなかなかその勇気を持つ事が出来ません。


卒業直前のある日、校内でTinnとGunの担任教師が2人の関係を侮辱した事をきっかけに、ある事件が起きてしまいます。

事件を校長として冷静に解決した後、「私の息子が誰を好きだろうと口出ししないでちょうだい!」とその担任教師に激怒したのでした。


↑プロム(タイの高校でもあるのか!)のステージでTinnへの思いを歌うGun、そして共にステージに上がる息子Tinnを温かく見つめるポットジャニーさん。素敵なシーンでした。


タイのドラマは素敵な親と子の関係を描いているものが多くて感動させられます。


④えっ!君たちいつの間に!?…なサブカップルたち


TinnとGunの仲が進展している裏(?)で、意外な2組が仲を深めておりました。


その1組がWinとSoundであります。


はじめはギタリストとしてすでに有名人であるSoundが「俺がお前たちをHot Waveに連れて行ってやる!」と豪語し、そのために「部員たちを甘やかしている」とGunをリーダーの座から下ろしてしまいました。


しかし、やはりGunがリーダーでないといけないという事に部員たちが、そしてSoundも気付くのです。


その後はSoundもチンチラの一員として活動していくのですが、Hot Waveに提出する「Friend Zone」という曲のカバーMVを作成しているうちにWinとの距離が縮まっていきます。


↑MV作成中に仲を深めるのはWin&Soundだけではない…♡


Soundがギターの弾き過ぎで手首を痛めた事を知ると、Soundをバイクに乗せて送ったり、ペットボトルの蓋を開けてあげたり…とSoundに親切にする(これまたタイBLドラマあるある!いわゆる「世話を焼く」ってやつです)Win。



そんなWinへの気持ちを曲にして発表するSound。

WinもSoundへの気持ちを胸に真剣に耳を傾けるのでした。


↑卒業の日にSoundのシャツにWinが書いたメッセージは「ハンサムに見せようとするなよ バカ 俺の心が弱っちまうだろ」。ヒューヒュー!


そしてもう1組。

何と!Tiwとポーの2人もゆっくりと距離を縮めていたのでした。


↑優しい2人。良い関係を築いてね。


…という事で今回の記事は以上です。

Part2も長くてすみません…。

次回Part3がラストです。

この作品を語る上で外せない劇中の音楽などについて語って締める予定でございます。


良かったらもう少しだけお付き合いくださいませ。