私の毎日からは最も遠い雑誌、「家庭画報」。


「STORY」や「VERY」「美st」など光文社系の主婦雑誌を読んでも(いつも美容院で出してくれる)「優雅で結構な事ですな」と言った感じで「ケッ」と思いながら読んでるのですが(完全に負け惜しみです、ハイ)、家庭画報まで行くと完全に別世界であり、また家庭画報に登場されるようなマダムは私の生活圏にはいらっしゃらないので、実物を目にする機会すらないほどです。


かつて叔母も「家庭画報を読んだら優雅な気持ちになれるわ〜」と言って時折購読していたようですが、確かにその通り。

子供の頃に童話に出て来るお姫様を「素敵ね〜」と思いながら読んでいたのと同じで、私にとっては完全におとぎ話の世界と同等なのが「家庭画報」です。


そんな家庭画報が台湾旅を特集したら…やっぱりどえらい事になっておりました。


↑2023年8月号の同タイトルの特集だけを電子書籍化したものです。

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「開運旅」という事で台北や宜蘭、九份や北投などの廟やパワースポットが紹介されていて、そこはまぁ一般的な台湾旅とそう変わりはない…と思われました(ここでホッとひと息)。


しかし、「パワースポットと一緒に開運メニューもどうぞ」と紹介されているレストランが…私が知ってる台湾ではありませんでした。


私が知ってる台湾の開運メニューと言ったら、水餃子(昔のお金の形に似ている)や冬至の日に食べる湯圓(家族の幸せを願って)、豚足(悪運を蹴る)、麺線(長寿を願って)あたりでしょうか。


↑「昔のお金…?」と思ってましたが、中国の時代劇を観ていたら確かにそれらしき形のものが登場しておりました。


しかし、この「開運旅」特集で台湾マダム(まさに台湾の家庭画報マダムと言った方々)たちが紹介されていらっしゃるのは高級ホテルや台北101の上階にあるレストランだったり、台湾5大家族の1つである顔家(一青妙さん&窈さんも一族であるという)の方がオーナーであるという「風水にもこだわった」創作広東料理のレストラン。


そういう波動の高い(=景気が良い)場所へ行き、優雅な気分で美味しいものを食べるのが、要するに「開運メニュー」というものなのでしょう。


住所だけ見れば、「近くは通ってるはずなんだけど…」な台北の一等地にあるそれらのお店ですが、目に入ってなかったのか、もしくは私のような珍獣には見つからないように建てられているのか、全く「記憶にございません」状態。


*そもそも台北101の上階にあるレストランなどは予約していないと入れないのです(スタバすらそう)。

中山のリージェントホテルの前は何回も通ってるけど、中に入った事は一度もない私…。


↑ここ数年は展望フロアにすら上ってねーな。


そういったレストランは当然コースのみ(お高い)の場合もありますが、アラカルトで注文出来たり、単品のお値段は意外と控えめだったりする場合もあるので経験のために旅の途中で行ってみるのもアリかも知れません。


ちなみに台湾ではドレスコードというものをあまり重視されないようで、そういった高級な飲食店にもどカジュアルな格好で挑んでいるおじさんなんかもいたりしますが、経験として行くならそれなりにお洒落して行くのが気分です。


*掲載されている台湾マダムたちは当然バチ決め。

皆さま大粒のジュエリーがサマになっていてカッコいい!

おそらく年齢は私とそう変わらない方々だと思いますが、格が違い過ぎるんだよな。


↑マダムご推薦のレストランの帰り道には…やっぱり夜市だよね!←マダムとの格の違いを見せつけてみた


一年の始めには何かと「開運」や「今年の運気を良くするには…」的な事が気になるもの。

私の場合大好きな台湾は一年中パワースポットだし、台湾で食べるものは全てが「開運メニュー」だったりしますが、時には台湾マダムにあやかってみるのもアリかも…!?


とは言え、台湾では現地の人々と接するのが一番のパワーチャージであるような気がします。


↑台湾では楽しい事をして、面白いものをたくさん探して、美味しいものをたくさん食べて、いっぱい笑う。

これが一番!