先日、「セックスアンドザシティ(以後SATC)」の新章である「AND JUST LIKE THAT…(以後AJLT)シーズン2」の最終回が配信されました。



☆AJLT予告動画


シーズン1はキャリーの最愛の人である夫・ビッグとの永遠の別れから幕を開けました。

世の中的にもコロナ禍が明けたか明けないか…という時期で、まだまだ混乱が続いていた頃です。


☆「2分で振り返るAJLTシーズン1」


しかし新しい出会いがあり、新たな仲間が出来たキャリー・ミランダ・シャーロット。

死ぬほど悲しい出来事が起こっても、どんなに生活が混乱していても、人はまた笑えるようになる。

そして、また一歩ずつ歩き出す事が出来るようになるのです。


懐かしいアパートに戻り、窓に向かってキーボードを叩くキャリーはそんな事を教えてくれました。



そしてシーズン2。

キャリーはポッドキャストや自伝の執筆という新たな仕事に取り組んでいました。

真剣な恋愛にはまだ向き合う気持ちになれないキャリーでしたが、ビッグの死という大きな痛みを乗り越えつつあります。


スタンドアップコメディアンの恋人であるチェとLAで暮らすミランダ、ティーンの子供達に相変わらず手を焼いているシャーロットもそれぞれの新しい、もしくは変わらない毎日を過ごしていました。


新しく出来た友人であるシーマやリサ、ナヤとも良い友人関係を築いています。


*AJLTシーズン1についてはこちら


①キャリー・ミランダ・シャーロットの今


・キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)


↑変わらず超ファッショニスタであるキャリー。

今作ではメットガラに出席!


ポッドキャストの仕事をしながら時代の変化に戸惑ったり、シニア向けコラムをオファーされたり…と年齢を重ねることによる変化を感じていたキャリー。

しかし、キャリーはやはりキャリーです。

真剣な恋をする準備はまだ出来ていないものの、時折「誰か」とデートをする関係を楽しんでいました。


ビッグとの辛い別れを書いた自伝本は、特に最愛の人を失った人々を勇気付けています。


そして、とうとうある事を決意したキャリー。

「I Miss You」と書いたメールを送ったのは…


・ミランダ・ホッブス(シンシア・ニクソン)


シーズン1の終盤で恋人のチェと共にLAに向かったミランダ。

LAに発つ前にキャリーからは「向こうで何をするの?観覧席で笑うの(そんなのミランダらしくない)?」と言われていましたが、ミランダはそれでも構わない、とLAでのチェとの生活を選びます。



しかし、息子ブレディの一大事により急遽NYに戻らざるを得なくなったミランダ。

チェもその後すぐNYに戻って来ますが、2人の関係には暗雲が立ち込め…。


ミランダは再びインターンとして法律事務所で働き始めますが、パリッとしたその姿は私が大好きなかつてのミランダでした。



スティーブとも離婚する事になりますが、「あなたと全くの赤の他人にはなりたくない」とスティーブに言うミランダ。

2人の絆の強さを感じるし、一見ドライに見えるけど実は情が深い。

そういうところもやっぱりミランダだなぁと思います。


・シャーロット・ヨーク・ゴールデンブラット(クリスティン・ディヴィス)



相変わらずパワフルなシャーロット!

完璧主義者である彼女は家事や手のかかるティーンの子供達の世話に奔走しています。


リリーはボーイフレンドと初体験をすると両親&ロックに予告。

しかし当日避妊具を用意してなかったためシャーロットに助けを求めます。

大雪の中、届けに走るシャーロット。もうどこから突っ込んだら良いのかもわかりません。


一方、かつてシャーロットも務めていたラルフローレンのティーンモデルにスカウトされたロック。

張り切って付き添うシャーロットでしたが、ロックは「やりたくない」とすぐにやめてしまいます。


そんな子供達(そして夫)に振り回される慌ただしい日々の中、独身時代にしていた仕事であるアートギャラリーのディーラーへの復帰を打診されたシャーロットは仕事に復帰する事を決意しますが…。


②シーマ・リサ・ナヤの今


↑左からナヤ、キャリー、シーマ。


・シーマ・パテル(サリタ・チョウドリー)

高級不動産仲介人。

シーズン1で自宅を売ろうとしたキャリーと出会います。

ゴージャスで強気な雰囲気はサマンサを思わせる…と以前書きましたが、訂正します。

1人の人と永遠の関係を築く事は出来ない、と言っていたサマンサとは違い、シーマは自分だけのソウルメイトを探し求めているのです。


・ナヤ・ウォレス(カレン・ピットマン)

コロンビア大学法学部教授であるナヤ。

ナヤの講義を受けに来たミランダと知り合います。

最初は空回りしているミランダを敬遠していたナヤですが、いつしか友人に。

長年不妊治療を続けていましたが、限界を感じて止める事に…。

どうしても子供が欲しいという夫とはその事が原因で疎遠になってしまいました。


・リサ・トッド・ウェクスリー(ニコール・アリ・パーカー)


↑ママ友である2人。

子供達の学校で出回る「ヤリたいママリスト」を入手しようと手を尽くす2人…(2人とも上位入賞)。


シャーロット以上にパワフルな女性であるリサ。

ドキュメンタリー作家であり、妻であり、2人の子供の母親でもあるリサ。

その上、夫の政治活動のサポートまで買って出ますが…。


↑メットガラに出席する際、ヘッドドレスが大き過ぎて車に乗れず、夫にドレスを持たせてNYの街を闊歩するリサ。

いや、シーズン2でのリサのエピソードがどれもカッコ良くて痺れました…。


③SATC→AJLT(ネタバレ有り)


シーズン2ではたくさんの別れと再会があります。


ミランダはとうとうスティーブと別れる事になるし、チェとも結局はうまく行きませんでした。



キャリーも出会ってしばらく付き合っては別れ…という状態です。


しかし、懐かしい人との再会も。

キャリーにシニア向けのコラムを依頼したのはイニド(元VOGUEの編集長)だし、イベントに来ていたのはSATC時代に結婚式に出席したビッツィーでした。


そして、とうとうキャリーはとても恋しかったある人にメールを送ります。


CAUTION!ここからネタばれです!!


そう、キャリーがメールを送ったのは元婚約者であるエイダンだったのです。



すでに離婚していたエイダンでしたが、現在は3人の息子(20歳・17歳・14歳)の父親として暮らしていました。


エイダンもまたキャリーと再会する事を望んでいて、2人の仲はあっという間に再燃。



そして、最終回に登場したのはサマンサでした。



キャリーとの仲は幾分修復し、キャリーのアパートとのお別れパーティーに向かっていたサマンサでしたが、航空会社の事情で間に合わず、電話でキャリーのアパートにお別れを言っていました。


最高に嬉しいサマンサ(キム・キャトラル)のサプライズ出演でしたが、撮影では他のキャストと顔を合わせない事が条件だったとの事。

作品内のキャリーとサマンサと違い、俳優たちの雪解けの日はまだ遠いのでしょう。


SATCといえばスタイリストのパトリシア・フィールドさんの斬新なスタイリングも有名ですが、キムは「パトリシアを戻すなら出演する」という事も条件としたようです(AJLTではパトリシア・フィールドはスタイリングを担当していないため)。


④そしてシーズン3へ



シーズン2のラストではキャリーとエイダンは息子・ワイアットの為にしばらく距離を置く事になってしまいました。



しかし、エイダンは「これは別れじゃない。一時的に距離をおくだけだ」と言います。

現在14歳の末息子・ワイアットが大人になったら今度こそずっと一緒にいよう、と言うエイダンの言葉を信じるキャリー。


SATCで婚約していた2人が別れる事になってしまったのはキャリーの気持ちが結婚へと向く事をエイダンが待てなかったからでしたが、30代だったあの頃と違い、50代の2人なら待つ事は不可能ではないように思います。


何度躓いても、転んでもまた立ち上がるキャリー。

そう、SATC時代にファッションショーに出演した時のようにです。


エイダンとの関係も何度もやり直していますが、その経験があるからこそきっと良いものになるはず。


↑新しいアパート(超豪邸!)でのお供は可愛い猫ちゃん。


シーズン3の制作もすでに決定しているAJLT。

まだまだキャリーたちの人生から目が離せません。