旅の時点(2023年10月)では約5年と半年ぶりになる予定の次の台湾南部旅。

台北も約3年2ヶ月ぶりではありましたが、行った回数は台北の方が断然多いので久しぶりでも勝手知ったる…という感じでした(方向音痴だけどね)。


しかし、台南や高雄では「そうそう、こっちへ行ったら○○のお店が見えるんだよね」的な土地勘は台北よりは断然少なめ。


あまり迷わずに歩けるのは台南では市街地の中心部(場所で言えば孔子廟の辺り、林百貨の辺り、正興街辺り…ぐらいでしょうか)、高雄だとKMRTの高雄駅〜美麗島駅、鹽埕埔駅周辺ぐらい?


↑「孔子廟の辺り」って言っても目的地は莉莉だったり、府中街のカフェや雑貨店だったりする…。

莉莉の隣にある肉圓屋さんが人気だったので次は行ってみたいです。

↑高雄を訪れた旅行者は必ず行く?

KMRT美麗島駅の「光のドーム」。

美麗島駅周辺には六合夜市もあり、ホテルもたくさんあるのでこの辺りに滞在する方も多いはず。

KMRTの紅線と橘線が唯一交差する駅なので便利です。


根っからのリピート体質なので、後は好きでリピートしているお店周辺ぐらいのもの。


↑高雄での朝ごはんは必ずここ!

KMRT橘線の市議會駅近くにある興隆居。

ちなみに隣も人気の朝ごはん店です。

食べ比べたいけど、つい興隆居の湯包(肉汁たっぷり肉まん)を欲張って2ついっちゃってしまい、なかなか実現せず。


前置きが長くなりましたが、久しぶりの南部だし、土地勘はあるような無いようなって感じだし、おまけに私は方向音痴…と三拍子揃ってしまったので、本棚からごそごそと台湾南部について書かれた台湾本を漁って来ました。


まずは数年前に現地で購入して来た台湾出版の台南本で予習復習!



「漫時光・私旅行 散歩台南」(左)は2015年に台灣角川のTaipei Waker(そうです!あの東京(関西)ウォーカーの台北版です)編集部が手がけたもの。


そして、2012年出版の「訪古・台南・行 府城手繪書」(右)は陳貴芳さんと李慧玲さんが素敵な絵と文で綴られている宝物のような一冊です。


お恥ずかしながら、当然全て台湾華語で書かれているので何が書いてあるかは何となくぐらいしかわからないのですが、眺めているだけでもあの台南の優しい、温かい空気を思い出してしまいます。


「散歩台南」の方はTaipei Walkerが手掛けられているだけあり、レイアウトなどが親しみやすくて読みやすいです。

紹介されている場所やお店も日本でも紹介されている所も多く、実際私も訪れたことがある所や「おっ、ここ行ってみようかな」と思える(旅行者にもわかりやすい)スポットが多いのがありがたい!


「訪古・台南・行」の方は…私、絵の旅本って大好きなんですよね〜。

私が絵を描けるのなら(実際はめちゃくちゃ下手くそ)このブログも写真じゃなくてイラストを添えたいぐらい(どなたか台湾滞在記をコラボしてくださる方はいらっしゃいませんか?)なのですが、この本で紹介されている台南のいろんな街は行った事がある場所もない場所も全て行ってみたくなる!


これらの本はどちらも出版されてから少々時を経ていますし、このコロナ禍で残念ながら店の歴史をストップさせた所もあるかも知れません。


*残念な事に、すごく居心地が良かった佳佳西市場飯店も今は休業しているのか閉店してしまったのか、予約サイトを検索してもヒットしませんでした(「散歩台南」「訪古・台南・行」両本で紹介されていました)。


↑姉妹ホテルの「佳佳小南天旅店(こちらは女性専用ホテルです)」は営業中のようです。


しかし、台南という台湾の古都ではやっぱりお店も「老店」と呼ばれている老舗が多く、ずっと地元の人々から支持されています。


きっと、久しぶりに台南の街を訪れても「コロナ禍前と全然違う!」という感じではなく、以前訪れた時と同じ優しく温かい空気が流れているはずだと信じています。


多少の変化はあっても、それは仕方がない事かも知れません。

街も新陳代謝し続けているのです。


見たいものがまた再び見に行けるようになった事を心から感謝しています。