わが家の愛犬が高齢になったため、現在は旅の相棒である夫と一緒に旅に行く事は出来ず、前回(2023年4月の「おばさん台北弾丸ひとり旅」)からは「ぼっち旅」をせざるを得なくなった私。
美味しいものを食べた時や楽しいものや事に出会った時は「やっぱり夫が一緒だったら良かったのになぁ」と思うものの、夫と一緒だったら行けない(=行きたがらない)場所に行く時、やたら歩いてしまった時などは「こんな過ごし方は“ぼっち”じゃないと無理だな」とひとり旅ならではの楽しさを満喫しております。
今回ご紹介するナガラヨリさんの「ぼっち台湾」は「ひとりだからこそ楽しめる台湾旅行」について描かれた楽しいコミックエッセイです。
↑表紙の九份のイラストが素敵!
このワンちゃん、たぶん私も知ってる!
ぼっち台湾 を読みたい方はこちらをクリック!
AmazonのKindleで読む事が出来る電子書籍ですが、なぜか無料なのです(Kindle Unlimitedでも primeリーディングでもなく、ただ無料。何で?)。
実は、著者のナガラヨリさんが1週間の夏休みを利用して行こうと思っていたのは台湾ではなく別の国でした。
しかし、ちょうどその時台風が関西地方を直撃し、関西国際空港には大ダメージが…。
という事で本来の目的地へ向かう飛行機が関空から飛ばなくなったため急遽行き先を変更せざるを得なくなり、「ぼっち台湾」旅が始まったのです。
*って言うか、私もその時期に台湾に行ってた!
ナガラさんの台湾旅についての詳細は本書を読んで頂くとして、印象的だったのはオプショナルツアーを効果的に使われている事でした。
台湾では人気の観光地がわりと行きにくい場所にある事も多く、まだ台湾にそんなに慣れていない頃だと「どうやって行ったらいいの!?」という事態に陥る事になります。
例えば、台北近郊だと九份がその代表格ではないでしょうか。
という事で、私も初めての台北旅行の際には現地ツアーに参加しました。
幸いな事に台湾では日本語を話せるガイドさんが添乗してくれる事が多いので、行きにくい観光地に連れて行ってもらえるだけでなく、行きや帰りのバスの中で台湾についての知識も深められるというのもとてもありがたい!
*ちなみに私の参加した九份ツアーは夕方前に集合してバスで九份へ。
九份に到着した後、参加者全員で晩ごはんを食べ、その後約1時間程度の自由時間です。
集合後は再びバスに乗って饒河街夜市に向かい、そこで途中離脱しても良いし、またバスで集合場所まで帰っても良い…というフレキシブルさ。
九份での自由時間が1時間程度なのはちょっと忙しない感じではありましたが、ベストな時間帯である夕景から夜景へと変わる頃に行く事が出来たし、ちょっとしたアクシデントの際もガイドさんが助けてくれたので右も左もわからない初台湾の時に参加して良かったと思っています。
↑九份にて。
表紙のワンちゃんはたぶんこの子じゃないかな〜?
**行きにくいけど行きたい方も多いと思われる、台中にある高美湿地。
本書ではこちらにも訪れてらっしゃいましたが、ここは本当に行きにくいんです…。
↑ちなみに私はタクシーで行きました。
台中市街地から片道1000元程度だから、複数人ならタクシーもありかも知れません。
“ぼっち”ならやっぱりツアーがベターでしょう。
☆台湾さんぽの達人、奥谷道草さんがご本で紹介されていた台湾人の女性タクシードライバーである日本語堪能なマルコさん。
チャーターする事も出来るので高美湿地や台中近郊に行かれる時はお願いしてみると良いと思います!
↑私はまだ残念ながら機会がなくてお願い出来てないのですが、時々SNSでやり取りをさせて頂いてます。
めちゃくちゃ良い人!早くお会いしたいなぁ。
冒頭にも書いたように、私も今台湾には“ぼっち”で行かざるを得ない状況ですが、台湾はひとりで行っても大丈夫な国だし、ひとりだからこそ楽しめる事がいっぱいある国なんです。
ひとりで行くと必然的に現地の方々とコミュニケーションをとる事が増えるし、その時に台湾の人々の優しさに触れてまた台湾が大好きになってしまう…という無限ループ。
その無限ループにいつまでも巻き込まれていたいと真剣に思っているノムノムなのでした。
☆こちらも無料で読めます!
ナガラヨリさんの「土日台湾」。
こちらはお友達との週末台湾旅のお話です。
ひとりでも、誰かと一緒でも楽しい台湾!