はぁ…。

ついに観終わってしまいました「TharnType The Series Season2 7years of love(+特別編)」を…。


(この記事の画像は全てお借りしたものです)


感動で思いっきり脱力している今、再び「TharnType」について熱く語らせて頂いてもよろしいでしょうか?


「TharnType Season1(+特別編)」についてはこちら!


これから観られる方のためになるべくネタばれはしたくないのですが、シーズン2のテーマはずばり「結婚」。

観る前からその事はわかっていたので「あぁ、2人は結婚するのね」と思いながらその結末ありきで観ていましたが、そこへ至るまでの物語が…まさに胸熱。涙無くしては観られません!


*タイでは同性間の結婚(シビルパートナーシップ=社会的に認められたライフパートナー)を認めるよう法改正を行うと発表済。


①ストーリー

TharnとTypeが恋人となり7年の月日が経ちました。

友達からも「付き合って7年は鬼門の年だ」(3年目の浮気的な…?)などと言われてからかわれますが、何としてもTypeと結婚したいTharn(そして出来たら養いたい←若いのに甲斐性あるよな)と、自分たちが同性同士である事や親の事を考えると「今のままでいいだろ」と結婚には踏み切れないType。

病院で働き始めたTypeは仕事上のストレスも抱え、Tharnとのラブラブな毎日は変わらないものの、波乱含みの幕開けに。


②新キャラ

さて、シーズン2ではすでに安定し切ったTharnとTypeの日々にスパイス(?)を加える新キャラたちが登場します。




a.Cirrus&Phugun(サーさんとプー)

TharnとTypeの部屋の隣に越して来たのがTharnのいとこのプーとその恋人のサーラスです。

年下の恋人、プー(大学生)が可愛くて愛おしくてたまらないサーさんはプーに近づく者がいれば容赦しません。

プーの従兄弟のTharnにも良い顔をしないほどやきもち焼きですが、2人ともめっちゃ良いやつ。

自分たちにはあまり波風は立ちませんが、周りがバタついてるのでその仲裁に大忙しです。


↑とってもとっても可愛いプー(Title)。

相棒は大きなわんこのぬいぐるみのココア。

もうここまで来たら中年の私なんか微笑みながら画面を見守るしかないのです…。

いや、可愛いしね実際。



↑そんなプーの大好きな彼氏であるサーさん(Hai)。

めちゃくちゃイケメン。

プーが可愛くて仕方ないらしい。

人が困っていたら助けずにはいられない優しいプーに巻き込まれ、いつの間にかサーさんも手を貸す事に…。


b.Dr.Khunpol(クンポン先生)

Champの大学時代のルームメイトでその頃からずっとChampに片想い。

現在はTypeが勤める病院の医師。

愛を知らないブリキ男であるChampは先生のその気持ちには気付いてませんが(何で?)、先生の事は可愛いと思ってるらしく、頻繁に頭を撫でたり「先生は可愛いな」と言って先生を激しく照れさせたりしています…。


↑色白で華奢なクンポン先生(Jame)。

でも意外と頼りになるかっこいい人!


c.Leo&Fiat

今回ドラマを引っ掻き回すのがこのLeoとFiat。

いや、違うなFiatです。

父親と折り合いが悪いFiatはずっと幼馴染のLeoと暮らしていますが、自分を見守り支え続けてくれているLeoを試すようにわがままを言ったり、甘えたりとやりたい放題。

大学のバスケ部で共にプレーしていますが、Leoがイタリアで合宿中に膝を怪我したFiatは…。


↑何だかんだ言ってFiatを甘やかすLeo(Ja)。

Fiatの膝の怪我を知り、イタリアから文字通り飛んで帰って来ます(すげーな)。

恋人がいるTypeにちょっかいを出すFiatにとうとうブチ切れて家から追い出しますが、家の敷地内で泣きじゃくるFiatを放っておく事が出来ず、結局よしよししてしまうLeo…。


↑地雷青年Fiat(First)。

膝の治療のため訪れた病院でTypeに出会い、「親身になって心配してくれたから」と好きになり、LINEしまくったり、会いに行ったりと追いかけ回す始末。

とうとうTypeにキスを迫ったところをTharnに目撃され…(Tharn、めっちゃ怖かったです)。

それはさておき、Firstさんの過去の出演作に「2gether」って書いてあったのでよく観たらミル先輩といつも一緒にいるバンド仲間でした(サラワットがパムに抱きつかれてるのを見てショックで体調を崩したタインをミル先輩と一緒に病院に運んだ人ね)。

「この人もイケメンやのに脇役で勿体ないなぁ」と思ってたのでした。 


③家族

今回はテーマが「結婚」だけあって、TharnとTypeの家族も頻繁に登場します。


・Tharn兄 Thorn(Tong)



シーズン1ではいまいち仕事してんだか、それとも学生なんだかよくわからなかった、妹・タンヤーの世話ばっかりしてた印象のThorn兄さんですが、どうやらシーズン1と2の間にイギリスに留学していた模様です。

その間に溺愛しているタンヤーちゃんは女優として芸能界デビュー。

帰国後「撮影現場なんて狼しかいないに決まってる!」と言って、ますます警戒を怠らないThorn兄さんなのでした…。

しかし、留学中に出会った恋人エムさんとは順調そのものでついにプロポーズ!…で、それを見てTharnが羨ましがりまくる、と。


↑Thorn兄さんの秘書が婚約した兄さんからTharnに鞍替えしてアプローチしているのを知ったTypeがその女性に「恋人は自分だ」とマウントしに行く一幕。

しかしこれを知ったTharnは「Typeがやきもち焼いてくれた!」とニヤニヤ。う〜ん…。


・Tharn妹 Thanya(Becky)



ちっちゃかったタンヤーちゃんがこんなに素敵な女性に!現在17歳。


Thorn&Tharnにとってはいつまでもちっちゃな妹なのでしょうが、しっかりしていて優しく、時には2人の兄を叱咤激励。まるで姉のようです。

Typeの事も大好きなタンヤーちゃん。

あんなに可愛がられてるのに全くわがままじゃないのよね。えらい!


・Tharn両親

バンコクに新たな豪邸を構え(明らかに個人宅用とは思えないプールあり)、相変わらず仲良しなお2人。

ママさんは疲れ切ったTypeに手料理を振る舞ったりして常に優しく2人を見守っています。

パパさんもお茶目で良い人。


・Type両親

Typeママは最初に会った時からTypeの同性の恋人であるTharnを「Typeが選んだ人だから」と受け入れていますが、パパさんは相変わらず「俺は嫁(Typeの)が欲しいんだ〜!あんな小汚い白人は認めねえ」の失礼過ぎる一点張り(ちょっと!Tharnのどこが小汚いのさ!)。

シーズン2後半でTypeパパが足を怪我したためTypeが実家に帰りますが、そこでのパパとのやり取りが笑えます。

笑ってる場合じゃないぐらい辛い展開が続いていたのでホッとしました。

何だかんだ言ってあのパパさんは可愛過ぎます。


④そしてTharnとType



本当に相変わらずラブラブ過ぎて観てるこっちが変な熱を出してしまいそうなぐらいです。

「TharnType」と言えばのお熱いシーンも相変わらずどころかさらにパワーアップ。

夫を下ネタで引かせる私もさすがに直視出来ませんでした…。


さて、7年経った2人はと言うと…


Tharnは学生時代から希望していた音楽関係の仕事も絶好調。

その上ネットショップとか家族の事業もこなすという、20代半ばにして怖いもんなしの順調人生を歩んでいます(「Typeぐらい余裕で養える」と豪語していた)。

希望はただひとつ。それが Typeとの結婚。


一方 Typeは大学院も卒業し、学生時代から目指していたスポーツ医学(って何?理学療法士でも医師でもないようでしたが…)の道を歩み始めました。

しかし、職場には何かと Typeを目の敵にする上司がいて、本来 Typeがやるべき仕事ではないものまで押し付けられて疲弊しきっている Type。

おまけに家ではやたらにTharnが結婚したいと言ってきます(それ自体は嬉しいんだろうけど、何せ彼には彼の事情があるわけで)。


7年も付き合っているからか、シーズン2の2人の間で問題になる事はまさに夫婦間で起こる問題そのもの。

例えば「Tharnの実家に行ったら必ず帰りが遅くなる(次の日も仕事で朝早いのに)」という愚痴とか、夫からの「そんな仕事が大変ならやめちまえよ」攻撃とか、一方が実家に帰っちゃって連絡が取れないとか…。

まさしく結婚生活あるあるではありませんか?


Tharnは一見甲斐性があって、優しくて、7年経っても変わらず愛情表現を惜しまずにしてくれるという理想的な夫(おまけに超イケメン)に見えますが、一方で大事な事(結婚とか住む所とか)を自分の思い通りにしたがるという頑固な亭主関白ぶりを見せがち(男って…)。


↑Typeにロマンチックにプロポーズしようと張り切るTharn。愛されてるね〜。


Typeは口も悪いし、ちょっぴりぶっきらぼうな面がありますが、Tharnを立て、自分自身の幸せよりTharnや両親の事を真っ先に考えてしまう、思いやりを持った優しい男性なのです。


結局色々あってTypeは仕事を辞める事になりますが、その後どこかで再就職する事になるのか、Tharnの希望通り専業主夫になるのかはわからないままでした。


住む所にしても、当たり前のようにTharnの実家と勤め先があるバンコクに決めていましたが、この辺はもうちょい話し合うとかTypeの希望を訊くとかあってもいいのにな…って感じはちょっとした。


↑結局、愛する人のためにいろいろ我慢しちゃうのよな(で、時々爆発する)。  

これも結婚生活あるある? 


⑤誓いの時

シーズン1もそうでしたが、ドラマ終盤のTypeの決断には驚かされてしまいます。

誰よりも優しく強い決断に胸を打たれずにはいられません。


シーズン1でTypeが選択したのはTharnのための「(一時的な)別れ」でしたが、シーズン2でTypeがTharnと家族、そして自分自身のために出した決断は「出家」でした。


タイで多くの人々が信仰しているのは小乗仏教です。

私たち日本人が信仰している大乗仏教とは異なり、一般の人(僧侶ではない)も一時的に出家して僧侶となります(出家して悟りを開いたものだけが救われるという考えなのだそうです)。

Typeは「孫の顔は見せられないけど、親に対して自分が出来る事がある(息子が出家すると両親が天国に行ける)」と言って出家を決意しますが、それもやはりTharnへの深い愛ゆえ、なのです。

出家したTypeは実家があるパンガン島の寺院で修行しますが、そんなType僧侶に会うために週末には必ずバンコクからパンガン島に向かうTharnなのでした。


*みんなが揃って盛大に送り出したTypeの出家式はめちゃくちゃ感動しました。

僧侶になり、剃髪したTypeの姿は神聖そのもの。

僧になったTypeに人見知り(?)する子供のようなTharnに、Type両親が儀式の意味や作法を教えてあげる姿にまた感動。


還俗し、バンコクに帰って来たTypeは誓いを立てようとTharnに提案します。


もう、この辺りで涙腺崩壊…。

始まりがどんなにスキャンダラスでセクシャルなものであっても、関係を持続させるには努力も根気も思いやりも必要。何より本当の愛が不可欠です。

さらに信頼関係を築く事は一朝一夕では出来ない事。

それを乗り越えた2人の誓いの言葉はどんなにロマンチックな演出をしたプロポーズも敵いません。


⑥スペシャルエピソード

特別編であるスペシャルエピソードは待ちに待った2人の結婚式です。



式の7週間前から張り切りまくるTharn。

思い出を動画に残そうとしたり、タンヤーちゃん指示の元、Typeの顔にシートマスクを貼り付けたり、庭で式が出来るように新居を建てたり(!)…と相変わらず愛の暴走機関車であるターラーさん(Tharn)なのでありました…。


↑式の直前にTharn実家のプールで愉しむ(いろんな意味で)2人。

*実際には水中のキスシーンは大変そうでした。


以上、私の強火過ぎる思いがきっと皆さまを引かせたに違いない「TharnType Season2」のご紹介でした。

最後までお付き合いくださったお方様、長かったでしょう。

本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!




特別編はこちらで!