現在皆さまと一緒に(架空)TRIPをしている台中の街に、とうとう台中メトロが誕生します!

台中では約10km以内の移動であれば悠遊カード(台湾の交通系ICカード)を乗降時に読み取り機にかざせば無料になる、という制度があり、私たち観光客も悠遊カードをピッとするだけでその恩恵に預かる事が出来ます。
このような制度があるため、台中のバスは利用する人も多いので、乗りやすいしわかりやすい印象ではありますが、それでもやっぱりバスはちょっぴりハードルが高いというのも本音。
台北や高雄のようにMRT(KMRT)があればなぁ、と思ってしまいます。

台中でもメトロを走らせる計画はもちろんあったのです。
そんな話を小耳に挟みながらも、それがいつになるのかやどこを走るのかは、単なる旅行者の私にはさっぱりわからない事なのでした。
しかし、2020年2月に訪れた際にようやくはっきりと「あ、MRT!」とその姿を確認する事が出来たのです。

路線図はこんな感じ。


今回のプレ開業は緑線(の一部。高鐡台中駅⇔北屯間)のみですが、将来的に橘線(黄線)や藍線(青線)も開業すると思うとわくわくしてきます!
*おそらく、私たち観光客には黄線や青線の方が利用しやすいような気がします。
こういう↑路線図を見るのが大好きな私…。

さて、とりあえず気になるのはその緑線がどこを通っているのか、ひいては私たちの台中観光の際に利用出来るのか出来ないのか?という事だと思います。

(現在の)始発駅が高鐡台中駅という事なので、これまでのようにバスやタクシーを利用しなくても、台中市街地まで台中メトロで行く事が出来ます。
*滞在先によっては駅からタクシー、かな。

↑高鐡台中駅ホームから撮った写真。
周りに注目!今のところは目立つ建物は何もない印象ですが、メトロが開業すればこれから少しずつ栄えてくるのではないでしょうか。
↑高鐡台中駅バス乗り場。
台中市街地まで路線バスだと結構な距離に感じる。
タクシーなら300元程度です(もちろん滞在先の場所によりますが)。

そして2020年台湾ランタンフェスティバルのサブ会場だった文心森林公園駅。
この辺りはマンションが建ち並び、地元の人々のための大きな公園(文心森林公園)やIKEA、カルフール(家樂福)などがあり、高雄の港湾地区を思わせる雰囲気でした。
とりたてて旅行中に行くべき場所でもないとは思いますが、こういう街で何気なく(?)IKEAやカルフールなどに行くのも「暮らしてる」感があってオツなものです。

↑文心森林公園。
2020年ランタンフェスティバルが開催されていた時の様子。
ここだけ見て満足してメイン会場には行かなかった(混んでそうだし、ちょっと遠いし。それより台中市街地で遊びたかった)私たち…。

そして台中市政府駅。

↑台中市政府(写真はお借りしました)

この台中市政府があるエリアには台中國家歌劇院があったり、デパート(大遠百&三越)があったり、蔦屋書店があったり、その他お洒落&高級めなお店や飲食店などが点在(びっしりぎちぎちに建っているわけではない)していて、散策するのに良い大人なエリアです。

…とりあえず今のところはこんな感じでしょうか。

正直に言うと、やっぱりまだ旅行者の私たちにはあまり利用する事が少なそうな台中MRT緑線ではあります。
しかし、台中市民の方々の交通の便が良くなれば何よりだし、またこの台中メトロが開業した事により街がさらに賑やかになって台中散策が便利で楽しくなればこんなに嬉しい事はありません。

数年後が楽しみ!期待大な台中メトロのご紹介でした。

【以下追記です】

昨日この記事を更新した後、Twitterでフォローさせて頂いているjack邱仔さん(@Jack2356jack)より嬉しいプレゼントを頂きました!

jack邱仔さんが作成されたとってもわかりやすい台中メトロ緑線の路線図です。

ジャーン!!


jack邱仔さんは日本語がとても堪能な方で、↑の路線図も私たち日本人にも完璧にわかりやすい日本語表記(読み仮名も)にしてあります。

*jack邱仔さんは台湾の大学院生。
イラストもとてもお上手です。

こうして見ると、やっぱり台中って文教施設や公園が多くていいですね!
台中って訪れた事がある方はおわかりになると思うのですが、緑が多くて空が広い街なのです。
だからと言って何もないという事は決してなく、あちこちに見所があり、散策するのが楽しい。
文化施設&文教施設も多いので、街中を流れる文化的な空気も素敵な街。大好きです!

jack邱仔さん、路線図の掲載を快く了承してくださってありがとうございました。
大学院生…という事は私より随分お若い方だと思いますが、この台湾好きのおばさんの事をこれからもよろしくお願いします!