前回の(架空)台湾TRIPはこちらからどうぞ!


よく考えたら次の目的地までは少し行きにくい場所にあるのでタクシーを捕まえて、運転手さんに「市民大道×敦化南路 路口」と書いた紙を見せて向かってもらいました。

今回は本当によく歩いていると思います。
ほとんど歩き+MRT(台鐡も)で走り抜けてきた2泊3日です。
タイムリミットも迫って来た事だし、ここらでタクシーを使って時間短縮!
そして、今回どちらかと言えば台北の西側を歩いてばかりだったので、ここらで東區へ突撃したいと思います。

↑WESTSIDEからEASTSIDEへ!

どちらかと言えばレトロな雰囲気で、ざっくり言えば賑やかで下町風の情緒が残る台北の西側とは異なり、都会的でクールな東側です。
歩いている人々も、いかにも台北の都会っ子と言った感じで店員さんとの会話も英語が中心となって来るのが東區の印象。
しかし、そんな東區でも庶民的で気取らない雰囲気の店が点在していて、そういう店を見つける度に「こんな所に隠れてたのか!」と嬉しくなってしまう私なのです。

今から行くお店もそんなお店の一軒です。
味良し・雰囲気良しで、おまけに店員さんだけでなくお客さんまで温かくて親切と言う素晴らしさ。
そんなとっておきの一軒で今回の旅の打ち上げをしたいと思います。

では、早速入ってみましょう。


お店の名前は「陸光」。
レトロな雰囲気のお店です。

↑台湾好きさんなら思わず欲しくなっちゃうレトロ可愛いディスプレイがたまりまりません!
↑こちらは眷村料理(眷村=戦後中国から台湾に渡って来た軍人さんたちが暮らした集落。外省人料理)のお店です。
眷村が賑わっていた頃の雰囲気なのでしょうね。

まずは、今回の楽しかった旅に台湾ビールで乾杯!

↑グラスも可愛いのでR。

さて、肝心のお料理ですが、このお店はスパイシー(でも美味しい辛さ)でご飯に合う絶品の一皿が揃っていています。
お店の雰囲気やメニューは全く気取ってないのですが、料理はまさしく高級な中国料理と言ったレベル!
私も初めあまりわからず、適当に(でも店員さんに「いいチョイスだね!」って言ってもらえた)注文した料理が全部めちゃくちゃ美味しかったので、おそらく何を注文しても美味しいはず。

一見強面(ごめんなさい)の男性の店員さんやおかみさんもとても優しくて、驚く事にその場にいらっしゃったお客さんたちまで「このスパイシーなソースも試してみて!」「ごはんはこっちにあるよ」とあちこちから親切に教えてくださったという、私の台湾旅行史(大げさ?)の中でもトップレベルの幸せな思い出があるお店です。

↑適当に(?)注文したら美味すぎたお料理たち。
じゃがいもの炒め物(左)もスパイシーで最高に美味しかったし、回鍋肉(右)なんて「今まで食べてた回鍋肉って何やったんや!」と思わず憤ってしまった最強の一品。
この時は炒飯(こちらも言うまでもなく最高)も注文しましたが、白ごはんの方が良いかもしれません。
あ、でもやっぱり炒飯も美味しいしな。迷うな。
ちなみに日本人客のために日本語で料理を解説してあるノートまである親切さ。
とは言え、観光客率は低めです。

本当は内緒にしておきたいけど、拙ブログを読んでくださってる方にはぜひ行ってみてほしい!
*私も今これを書きながら行きた過ぎて泣けてきてます…。

旅のお供さんも「美味しい!」と喜んでくれたので、本当に良かったと胸を撫で下ろしたのでした。

「最後にフルーツ行っときますか?」という、私の「おいおい…」な提案に笑顔で頷いてくれる旅のお供さんと、陸光のすぐ近くにある百果園へ。


日差しが降り注ぐ静かな路地を歩きながら、この3日間ずっとお天気が良かった事にも感謝せずにはいられません。

笑顔と美味しいものと綺麗なものや楽しいもの、そんな素敵なものだけでいっぱいだった今回の(架空)台湾TRIP。
本当はまだまだご案内したい場所があるのですが、どうやらここが最後の一軒となってしまいました。

↑「台湾の千疋屋」と呼ばれるだけあって、かなり上質なフルーツが並ぶ百果園。
そのフルーツは残念ながら持ち帰る事は出来ませんが、イートインスペースでは旬のフルーツを使ったデザートやカットフルーツ(もちろん数種類の盛り合わせも!)を食べる事が出来ます。
フルーツの名店は台湾中にありますが、やっぱりここが私にとってはベストオブベストかも知れません。
↑百果園ではマンゴーかき氷は一年中食べられますが、やはり旬の時期に食べて欲しい!
トップに乗っかってるマンゴージェラートも最高です(ダブルにも出来るぞよ)。
↑朝ごはん代わりにも最高!なフルーツがいっぱい盛られたヨーグルトサラダ。
見た目も美しくて元気になれます。

百果園を出て、今度はMRT板南線忠孝敦化駅まで歩き(5分ぐらい?)、台北駅に戻りました。
もはや慣れ親しんだ感のある台北地下街を通り、ホテルの近くの出入り口から地上へ出て、ホテルに荷物を取りに戻ります。

おっ?

…あれはもしや!

「…あれ、食べる?」と旅のお供さんに訊くと…

↑ドーナツは11:30、14:00、16:00に揚げられるので、その時間めがけて行きましょう。

「もちろん!」という返事が。

そんな旅のお供さんと、台北の街を歩く事が出来て本当に良かった。
いっぱい美味しいものを食べる事が出来て良かった。

また楽しい旅をご一緒してくれますか?

私たちは楽しい思い出と重い胃袋を抱えてホテルに戻り、荷物を受け取ってMRT桃園機場線MRTに乗り、機場第一航廈駅で私が降り、機場第二航廈駅で旅のお供さんが降り、それぞれの家路へと着くのでした。

↑ありがとう、台湾!
↑ただいま、大阪。

*これで(架空)台湾TRIPは終了です。
本当にもっともっとご紹介したい場所があったし、まだまだ行きたい場所もたくさんありました。

しかし、実際の2泊3日の旅がそうであるように、なかなか一度では見尽くせないのが台北です。
今回の(架空)台湾TRIPにコメントを始めとしてたくさんの反応を頂けて本当に幸せな旅となりました。
まだしばらくは海を越えて台湾に行く事は出来ないんだろうなぁ…とは思いますが、きっとこんな日々も後から振り返ったらほんの一瞬に感じるんだろうなぁ、とも思います。

本当に鬱陶しい事この上ない今の状況ですが、旅に対して、大好きな国に対して、地球に対して、ちょっと立ち止まっていろんな事を考える良いタイミングなのかも知れません。

「当たり前だと思っていた事は当たり前じゃない」

そんな事に気付いた私たちは、きっともっと良いトラベラーになれるはず!

また台湾に行けるようになった暁には、ぜひこの(架空)台湾TRIPをご一緒した皆様と台湾現地で台湾啤酒(あ、クラフトビールもいいな!)で乾杯する事が出来たら、こんなに嬉しい事はありません。

それまではまた、何度でもこうして(架空)TRIPに出かけましょう!