台湾滞在中、気に入りの食堂や市場で地元の人々が「もう何年もここに通っている」という風情で食事をしていたりすると、「私もここを普段使いする事が出来たらなぁ…」なんて欲がひょっこり自分の中から出て来ます。

そうは言っても今は犬も夫もいる身。
犬は世話をしないといけないし、大体長期間離れて暮らすのなんて私が無理。
夫も仕事をしている限りは長期間休むなんて夢のまた夢です。

そんな今の状態でも、「たとえ3日間、4日間でも暮らすように滞在してみよう」という気持ちで書いたのが↑の記事なのです。

しかし、短期滞在だからこそ出来る事もあるはず。

長期滞在なら滞在場所もちょい街外れに、となってしまいそうですが(予算的に)、遠慮なく住みたい街に滞在します。

例えば…

台北101が見える街や…


東區もいい!


迪化街に滞在して散策しまくるのもいいし…


何なら大好きな美食の街、台南ってのもあり!


短期間だからこそ、料理や掃除などの家事から解放され、それこそ地元の人たちのように三食外食でも全然OK(いや、長期滞在の時も台湾ではほぼ三食外食だろうけど…)!

滞在中1度くらいは


ベーカリーカフェで贅沢パンの朝ごはん!
地元の人たちだって毎日豆漿や蛋餅ばかりを食べてるわけじゃないのです。
時には(いや、何気なくの人も台湾の都心にはいっぱいいそう)週末のブランチを私たちが思いもよらない場所で過ごされているに違いありません。
*実際この時もこの信義地区にある呉寶春のカフェにはご近所さんっぽい上品な夫婦や家族連れがたくさんいらっしゃった。

これぞリアル「暮らすように滞在」ではないでしょうか。

そしてやっぱり行ってしまう、


スーパー!そして…


市場!

滞在中料理はしなくても、地元民気分で買い物です!
フルーツや小吃、お菓子を買って食べたり、
話題の新製品のビールやおつまみを買い込んで、部屋で飲み比べしたりしてみます。


まだ乗り慣れないバスにも、GoogleMapとにらめっこしながら乗ってみましょうか。
*目的地まで公共交通機関を利用したルートを検索できる機能があります。

書けば書くほど憧れが募る「暮らすような台湾滞在」ですが、実は元々「好きな旅行先に暮らす」という事に対しては懐疑的である私でした。

そりゃ、何もせずに遊んで暮らせるなら楽しいかもしれませんが、「暮らす」と言うことは日々の雑事を積み重ねていくという事。
旅行中なら食事の用意も掃除も自分でする事はないし、日々の雑事からも解放されます。
だから、滞在先ではただただ楽しく過ごせるのだと思う。

台湾は大好きだけど、きっと家賃も高いだろうし、何と言っても台北のあの人口密度(だから家賃が高いのか)!
週末はどこへ行っても人だらけだし、MRTも超混んでます。
そして何よりも何よりも怖いのは
蚊もゴキブリも日本のより強そうだし…((((;゚Д゚)))))))

くだらない事ばかりかも知れませんが、私にとっては重大な懸念が幾つもあるではありませんか!

しかし、ある時初めて「ここでなら楽しく生活出来るかも」と思った場所がありました(驚く事に夫も同時にそう思ったらしい)。

そこは…


花蓮、でした。

他の街ではありえない、東大門夜市のゆったりしたスペースで生ビールと海鮮料理を楽しんでる時「こんなのんびりした街で働いて生活しながら、夜にはこうしてビールを飲みに来られたら幸せだろうな」と思ったのです。

もちろん、実際に外国に住むためには越えなくてはならない高いハードルがいくつもあります。
だから実際に花蓮に住む事はおそらくないとは思うけど、将来一年のうちの1ヶ月間だけでも台湾で暮らすように滞在出来たら、きっと幸せな時間が過ごせるだろうなぁと思いつつ今は日々の雑事を一生懸命やって行こうと思います。

だからこそ、短期間でも旅はご褒美だし、どの瞬間もきらきら輝いているように感じてしまう。

今は本当に残念ながら私の大好きな台湾へ旅する事は出来ませんが、輝く思い出を胸に、もうしばらく頑張っていこうと思います。