ワンワン!TAIWANだふる | TAIWANだふるな日々
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    (こちらの記事はtumblrに2016年1月28日に掲載した記事の再掲載です)

    突然ですが、私は犬が大好きです。
    自分の愛犬はもちろんですが、よその犬もみんな可愛くて仕方ない!
    ついつい近寄って行っては吠えられたりしています…。
    そんな私は台湾でもやっぱりわんこウォッチングに余念がありません。
    台湾では日本以上に犬をそこら中で見かける気がします。
    お散歩中の子、セルフでお散歩中の子(飼い犬だけど一人でウロウロしてる)、お店や夜市の看板犬としてお仕事中の子、お昼寝してる子、はたまた野良ちゃん…。
    お国柄を表してるのか、みんなのんびりと優しいお顔をしています。
    飼い主さんと一緒にいる子には飼い主さんに「可愛いですね!」と表情で伝えるのですが、皆さん「そうでしょ!」と言わんばかりのビッグスマイルを返してくれます。いいなぁ。

    台湾で犬と一緒に暮らしてる人の、とても羨ましい点はわりとみんなどこへでも犬と一緒に出かけている事です。
    「日本じゃありえない!」と思う場所で会ったわんこはスーパーの食品売り場(!)と先日行った高雄の旗津の海鮮料理店の中。
    日本では絶対ダメだってわかってるし、連れて行こうとも思いませんが、単純にそれがあっさり受け入れられる台湾が羨ましいのです。
    外出の時、愛犬を連れて行ったらどうだろう?といつも思うのですが、結局入れない場所ばかりで車で待たせる事になるし、田舎でのんびり暮らしてるうちの愛犬には街中の人混みはストレスでしかないだろうし…。
    そんな事を考えると結局住み慣れた自宅で好きなように過ごしている方がいいだろうな〜と思い、留守番させる事になってしまいます。

    話を戻して、台湾の話。
    私が台北で今まで滞在した事がある場所は中山ばかりなのですが、ホテルやデパートやブランド店が林立する街なのに大き目の公園があって、そこには自由に使って良い犬の落し物用(要するにフン)袋が用意されているのです。
    これまた「いいなぁ〜」です。
    そういう物をわざわざ設置してある事に都市としての余裕をものすごく感じるのです。
    もちろん、その袋は本来飼い主が用意するのがマナーでありルールだと思います。
    だけどその袋が用意されてるからかどうかはわかりませんが、その公園はとても綺麗なのです。
    私が住む街では公園ごとに「犬のフンは飼い主が片付けるように」的な事を書いた看板が建ってますが、残念ながらとても汚い時があり、安心して犬を散歩させられません。
    これは「だから袋を用意しろ」という話ではなく、そういう袋が用意されてるような公園がある都市は、そもそもその都市全体の飼い主の意識が高いのではないか?なんて事を考えさせられるのでした。

    話は変わって、うちの愛犬はトイプードルです。
    日本でも人気のある犬種ですが、台湾でもとても人気があるようでよく街中で見かけます。
    もちろん、見かけるたびにちょっかいを出してしまい、吠えられたり触らせてもらえたりしています。
    そんなトイプードル達との思い出話がいくつかありますが、一番印象的なのは台北で会った子。
    台北101の近くに四四南村という眷村(中国から来た国民党の軍人達が住んでいた集落)の跡地があるのですが、今はその中にある家を見学出来たり、「好、丘」という台湾メイドの雑貨や食材を売ってるお店(中にベーグルが有名なカフェもある)があったりする、人気スポットになっています。
    そこで日曜日にシンプルマーケットというファーマーズマーケット&手作り市をやっているのです(すごく楽しいからお勧めです!)。
    そのシンプルマーケットで阿里山コーヒーや屏東コーヒーなど希少な台湾コーヒーを淹れて飲ませてくれるお店を出していた若い女の子が連れて来ていた黒いトイプードルの子犬!
    まだ生後3〜4ヶ月と言ったところでしょうか、うちの愛犬が我が家にやって来たぐらいの頃の大きさです。
    私があまりにその子犬に夢中になっていると、何と抱かせてくれたのです。
    もう、小さくて軽くてフワフワでたまりません!
    真っ黒な毛の中から見える、可愛いつぶらな瞳が私を見上げています。
    もう感激で涙が出そう(大げさに聞こえると思いますが、犬好きの方はわかってくれる…はず?)!
    私なら愛犬がそのぐらいの頃に他人に抱かせたのだろうか?しかも、外国人の観光客に?
    いいえ、きっと怖くて抱かせられなかったはずです。
    そんな若干神経質な私(意外と)はますます温かで大らかな台湾人に惹かれてしまうのでした。