こんにちは。

心と体の健康寿命を延ばす専門家
小嶋美紀です。


「サルコペニア」という
言葉は聞いたことが
あるでしょうか。


高齢になるにつれ、
筋肉量が減ってきて、
筋力や身体の機能が
低下しやすくなります。


その状態を
サルコペニアと言い、
ギリシャ語の
「sarx(筋肉)」と
「penia(減少)」を
組み合わせた造語になります。


サルコペニアは主に
中高年から高齢者に
見られます。


運動能力が低下して
転倒のリスクが増加し、
日常生活の自立度も
低下するなど、
サルコペニアは健康に
深刻な影響を与えることが
あります。


サルコペニアの
原因としては、
加齢による
ホルモンバランスの変化や
身体活動の減少、
栄養不足があります。


慢性疾患や炎症も
筋肉の減少を促進します。


予防や改善するには、
適度な運動、
特に筋力トレーニングと
バランス運動が効果的です。


これによって
筋肉の維持や筋力の回復が
促されます。


ご自分が
サルコペニアかどうか
簡単にチェックする方法が
あります。


両手の親指と人差し指で
輪っかを作って、
ふくらはぎの一番太いところに
当ててみましょう。


指の輪っかが
ふくらはぎと同じだったり
指が重なるくらいだと、
筋肉量が少なくて、
サルコペニアかもしれません。


サルコペニアは
放置すると
生活の質を著しく
低下させるため、
早期の予防と対策が
重要です。


筋トレや運動するのが
もちろんいいのですが、
今までできなかったのに
突然、バリバリ筋トレは
できないでしょう。


無理なくできることから
始めるといいですね。


テレビを見ながらできる運動なら、
それほど苦ではないかもしれません。


立ったり座ったりの
繰り返しや、
立った時に
イスの背もたれに
つかまって、
スクワットするのは
取り組みやすいです。


ヨガや太極拳は
バランス運動になるので
いいですね。


運動とともに栄養面にも
気をつけてみましょう。


筋肉を作るために
十分なタンパク質と
骨を強くする
ビタミンDも取り入れて、
バランスの取れた食事を
心がけることが大切です。


また長期的なストレスは
筋肉に悪影響を及ぼすため、
リラクゼーションや
趣味の時間を取り入れて、
ストレスを軽減することも
重要です。


25~30歳くらいから
筋肉量は低下すると
言われています。


いつから始めても
その後の人生は変わります。


最初は、
ながら運動から
始めてみませんか。