今日も車椅子で部屋からホール(食堂)まで連れて来て貰らい、夕食を食べさせて貰っていたけれど、殆ど食べてませんでした…
とても辛そうだったので、仕事が終わってから2時間程義母の部屋に居ました…
主人も後から来て30分程一緒に義母に付いていました…
何度も何度も「早よ帰りぃ…気ぃ付けて帰りやぁ…元気でなぁ…」と…
ホームに入所する前はずっと三重県に住んでいた義母…
年に数回(盆暮れとゴールデンウィークの3回)は必ず、私達家族が揃って帰省していた頃…
数日を義母の家で過ごして、私達が大阪に戻る時に必ず義母が言ってた言葉が…
「早よ帰りぃ…気を付けてなぁ…元気でなぁ…」でした…
「元気でなぁ…」の言葉が、これでお別れって言われた様で「泣きそうになったわ…」って、さっきホームから戻って来た時に主人がポツリと呟きました…
主人はひとりっ子で、義父も35年前に亡くしずっと「母一人子一人」だったので、肉親はこの義母だけです…
勿論、私達家族は居るけれど…
それでもやっぱり母親を失う寂しさは…
本人にしか解らないと思います…
明日も無事に朝を迎えられます様に…
今夜、ぐっすり眠れますように…
横になっていても、眠っていないのが分かります…
数十秒おきに身体を動かして頭の角度を変えてみたり…
目は閉じているのに、モゾモゾしています…
身の置き所がない様子です…
どんな体勢でも、どこかがしっくりしない感じです…
息苦しいのか、ダルいのか…
義母の部屋に飾られている義父の写真に向かって、思わず「お義父さん、早く迎えに来てあげて…」って言ってしまいました…
頑張ってるのにごめんね、おばあちゃん…
でも、もう充分頑張ったよね…
若い頃から、ずっと働き詰めで…
仕事が好きで、元気で明るくて面白い人でした…
今でも、ヘルパーさん達の人気者です…
我儘も言わず、いつも「ありがとう、ありがとう…」って…
「あんな可愛いおばあちゃんになりたいわぁ…」って、利用者さんからも言って頂いて…
皆さんに良くして頂いています…
53歳で、最愛の夫との突然の別れから今年で35年…
ずっと一人で頑張って来た義母…
もう直ぐ大好きだった義父の元に…
綺麗な着物着て、綺麗にお化粧して…
35年前の姿で、会えると良いねぇ…