あなたがもし自己否定をもっていたり、「自分には価値がない
」と感じてしまうなら、一度、あなたのお母さんとの関係を振り返ってみることをおすすめします
今回は、私の経験も含めつつ、お母さんとの関係を振り返ることの大切さ、そして振り返り方について説明してみます
今さら、お母さんと向き合う意味ってあるの？
おそらく、大人になった今から「お母さんと向き合う」ということに、違和感を感じる方もいると思います
親元から離れたり、自分の家庭をもっていたりすれば、普通はもう親とは関係ない「自立した大人」として見られますよね
さらに、普段の生活の中ではあまり親のことなんて考えたりしないので、幼少期の出来事は、もう過ぎたこととして私たちの中で認識されていることも多いです
しかし、意識するしないに関わらず、私たちが家庭で植え付けられたものは、今もなお私たちに大きな影響を与えているものなのです
生まれたときから20年近く、もしかするともっと長い時間を過ごし、自分の元となる経験や価値観が育まれたのが家庭という場なのですから、それも当然ですね
さらに言えば、生まれた時から5〜6歳ごろ、小学校に入学するまでくらいの育てられ方というのが、その人の自己受容感、自己肯定感にものすごく関わってくるものでもあるのです
その頃に子どもと深く関わっているのは、やはりお母さんのことが多いと思います。
なので、今自己否定を持ってしまって悩んでいる方というのは、その頃にきちんとお母さんに気持ちを受け止めてもらえなかったなど、何か親子関係に原因が隠れている可能性があります
その頃の自分の気持ちをもう一度じっくりと見つめてみることで、あなたの自己否定を根本的になくしていけるかもしれません
お母さんと向き合うというのは、具体的にいうと、その当時の自分自身のお母さんへの気持ちをしっかりと見つめてみるということですね
自己否定は、「悪いこと」ではない。
今、自己否定を根本的になくしていけると書きました
しかし注意すべきなのは、それは自己否定が「悪いこと」だからなくすべきだと言っているわけではないということです。
あなたが自己否定を持ってしまったのは、それ相応の理由があったはずです。
私の場合は、幼少期、母が家庭でいつも不機嫌でイライラ
していたことが原因でした。
そのため私は常に、「母は今怒っていないかな
」「機嫌が良いかな」と、母の顔色を伺っているような子どもでした。
そして、よく母に怒られてしまっていた私は、「母を怒らせてしまうのは、私ができない子だから悪いんだ」
「私がもっとできる子だったらよかったのに…こんな私で、ごめんね」
…と、自己否定を持つようになりました
そのような理由があったことを、まずは自分に認めてあげてくださいね
あなたが悪いわけではないので、そこに対して「自己否定を持っている自分はダメだな…
」と思う必要はないのですよ
あの時、お母さんに言えなかったことは何ですか？
あの時、お母さんに言いたかったけれど言えなかったこと、たくさんあると思います。
私の場合は、
お母さんに笑っていて欲しかった。
私のペースでできるように、見守っていて欲しかった。
私が思うように、愛して欲しかった。
…などなど、たくさんの言葉がでてきました。
それらはその当時、あなたがその小さな胸に、ぐっと押し込めてしまった言葉たちです
それらの気持ちを現してしまうと親に愛されないような気がして、あなたは「生きるため」に、必死にそれを押し殺したのです
しかしその言葉たちは、大人になった今も消えることはなく、ずっとあなたの胸の中にいます
それがあなたの自己否定となって、今も現れてきてしまうのです
今のあなたは大人になり、子どものころに押し込めてしまったその言葉を、しっかりと認識できるようになりました
ぜひ、その小さな頃のあなたに、
「お母さんに笑っていて欲しかったね。」
「見守っていて欲しかったんだね。」
「あなたの思うように、愛して欲しかったよね。」
と、声をかけてあげてくださいね
また、想像の中でお母さんに実際にその言葉を言ってみるというのも、一つの方法です
それらをやってみることで、あなたの傷が少しずつ癒え、自己否定のないあなたになることが出来るかもしれません
ぜひ一度、あなたのお母さんへの気持ちについて、考えてみてくださいね
今日のトライ！
あなたの幼少期のお母さんへの気持ちは、今のあなたに大きな影響を与えていることを理解しよう。
お母さんに言いたかったことは何か？について考え、そう感じていた小さい頃の自分に共感してあげよう。
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