耳から読書 | another way

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新たにまた一歩踏み出す

3年ちょっと前に目の手術で1週間ずつ、2回入院したことがあります。

 

1回目は黄斑円孔、2回目は同じ目の網膜剥離。

 

1回目の術後1ヶ月くらいで網膜剥離を起こし、失明寸前でした。

 

目の手術なんて怖いなと思っていたら、そんなことになってしまいました。

 

どちらも術後、基本うつ伏せ寝で、途中から横向き、仰向けが許されたのは退院後だいぶ経ってから。

 

このうつ伏せが辛くて。

 

姿勢が苦しい上に、病院のうつ伏せ用のクッションのようなものが、カバーはクリーニングされていても何人ものひとが使った匂いがこびりついていて、その匂いにも悩まされ、辛くて熟睡できず。

 

そんなときの支えがオーディオブックでした。

 

通常なら、時間潰しは読書か洋画かドラマ鑑賞となることろ、目が使えないので、耳か!と入院前に気づいて契約したAudible、これが想像以上によかったです。

 

うつ伏せで眠れないのが返ってよくて、(仰向けで聴いていたらすぐに寝てしまいそう)この間に何冊も”読破”。

 

特に活字を追っていると眠くなってしまうようなAIとか自然科学系の本などは、読んでもらって耳で聴く方が理解しやすいと思いました。

 

退院後もしばらく契約して聴いていましたが、「入院」というほかにすることがない状況でなくなると、じっくり聴く時間もとれなくなり、数ヶ月後に解約。

 

それから、何度も、再開お誘いのメールがきていたのですが、解約するときに結構考えてやめたので、これまではこころ動かされることはなく、勧誘がうっとおしいとさえ思っていました。

 

ところが、最近眠りにつくまでに時間がかかるようになって、ふと、こんなときに本を聴けば良いのでは?と。

 

通勤がちょっとずつ始まって、立ったまま電車に揺られる時間が長くて、この時間がもったいない・・・・こんな時に空いてる耳を使えば良いのでは?と。

 

複数回思ったので、再入会してみました。

 

 

すると、システムは前と違って聴き放題(以前は毎月冊数が限定されていたはず)になっていて、以前購入していたライブラリーがそのまま再現されたのには、ちょっと感動。

 

タイムスリップしたような気分もあり、また新たな出会いのようでもあり。

 

ライブラリーのラインナップも前より充実したみたい。

 

興味があるのに、分厚い本でなかなか完読できない、「サピエンス全史」もありました。

 

ちょっと早送りで聴くと上・下巻で18時間くらいで完読できそう!

 

 

私は、どちらかと言うと、聴くことより視覚によって理解が進むひとなのですが、でもそのせいで、日中は目を酷使している傾向なので、寝る前や通勤の電車の中や家でPC作業のときに聴くことで知識を増やせるのは良さそうです。

 

ながら聴きの場合、なんとなく聞き流してしまう懸念はありますが、、、

 

先日、読み放題で読もうと思った西田文郎さんの「No.1理論」も昨日家で作業中に聴き終えてしまいました。

 

その本の中で、"プラス思考"、"ポジティブシンキング"だけではだめ、と脳の構造の説明もからめて、そこに感情(「ワクワク感」)がなければならないと学んだばかり。

 

 

このAudibleとの再会は、ちょっとしたワクワクを与えてくれました、しかも再入会にもかかわらず、30日無料期間付で良心的です。

 

サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福