新型コロナではなく、コンピューターウィルスのことです。
本日、ウィルスによる情報漏洩を出口でシャットダウンするサービスを展開されている会社の方からお話しを伺いました。
金融機関に働く端くれとして、個人情報が漏洩した際の企業が被る損害の大きさは、他業種にいらっしゃる方より身に染みてわかっているつもりです。
そして、不定期にフィッシング詐欺に遭わない練習などもさせられていて、ウィルス関連の意識はちょっと高めかなと思っておりました。
しかし、まだまだ知らないことばかり、知っているのはほんの1割程度でした。
まず、ウィルス対策は入口対策と内部対策と出口対策があること。
そして、その3つを全部やっているのは官公庁や大手情報系企業やメガバンクなど、ほんの一部だということ。
理由は、対象となる企業のPC台数は100台〜、かかる費用も300万円/月〜と聞くと、納得。
では、入口・内部・出口のどれかを選ぶとしたら?
やっぱり入口からでしょ!と思うのは素人の考えなり。
入口対策は、ウィルスをブラックリスト化して、そのリストにあるウィルスをシャットダウンする方法。
しかし、なんと!新しいウィルスは日に120万個も発生しているとのこと!
これをリアルタイムでリスト化するのはなかなか至難の業。
では、内部に入ってしまったのをやっつけるのはどうか?といえば、
内部対策はウィルスの挙動をブラックリスト化するようなもので、これはこれで費用が数百万円かかり、ひとの判断が必要で専任者の人件費もかかるとのこと。
では、出口対策はどうか?
これは、ウィルスに感染してしまうけれど、悪さをさせない方法。
新型コロナウィルスにたとえると、陽性だけど無症状状態である状態。
だけど、コロナと違って感染を広めることはない。
ウィルスは独自に悪さをすることができず、サーバと通信することで悪さをする。
この悪いサーバ数の増加は日に10−20程度なので、
これをブラックリスト化するのならそれほど至難の技でもなく、コストもそれほどかからない。
しかもこのシステムは日本製。
聞くと、個人向けで知名度の高い、◯ートンや、ウィルス◯スターは、海外で作られたもの。
ウィルスも国々で多少違いがあるらしく、海外製は、そこを広く浅く拾うものなので、日本なら日本に特化した対策ができるものがベストだそうです。
お話しを聞いている間、ほほーなるほど!の連発でした。
私がWindowsユーザーからMacユーザーに変わったのが、7年くらい前で、
その頃は、Macはウィルスに感染しないからそういうソフトは必要ないと言われ、
そのまま何もなく過ぎてきましたが、
この話もいまは正しくなく、Windowsより少なめだとしても、感染はするそうです。
そうなのですね!!
考えてみれば、6,7年前の情報は、この流れの早い時代において、腐っているといってもいいくらい、情報のアップデートが必要でした。
最後に、
ウィルスに感染した場合の駆除としては、初期化が一番と聞き、、、、
これは、何らかの対策を講じておかなければならないと目が覚めました!
まさかの「初期化」の憂き目に遭わないうちに。