早期教育と マンモス? | なまはげミキブログ
以前取材をうけた熊本日日新聞の方からお電話いただいてた・・

 「熊本にあなたに興味持ってる方がいて・・」

 「どんな方ですか?」

 「マンモスの研究されてた大学の先生で・・」

 「・・・ん?マンモスですか?」

今は幼稚園の園長先生とうかがい どんなかただろう・・・とワクワク思っていた





超多忙な新聞社の方がわざわざご連絡くださったのもなにかのご縁 

先生の記事拝見すると、、、 お会いしてみたいなあと思っていた

今日は午後から熊本県の子どもの運動に関する講習会を担当するためちょうど近くにいく 

  だったら・・と思い切って新聞社に連絡。 園にうかがうことに

どんな園長先生か?どんな子ども達が育っているか?楽しみ♪ 

 

以下は熊本日日新聞での後藤先生のインタビューの記事です 

―早期教育にはタイミングがあるのか。



 「人間が生きること、成長すること、考えや思い。これらは脳の働きによるもので、その細胞の中の遺伝子が重要な働きをしている。遺伝子のスイッチには順次性と適時性があり、オン・オフになる順番とタイミングがある。人間の心も脳の遺伝子の働きによるもの。スイッチが入る時期なども子どもによって違う。例えば、親の思いだけで早期教育を受けさせたりすると、遺伝子のスイッチが入る時期が狂ってしまい、心の育ちに影響を与えてしまう」



―適切な時期を見つけるのは難しそうだが。



 「早期教育を否定はしない。子ども自らが興味をもって『やりたい』と思ったことであれば、問題はない。でも子どもが望まないときに、親の気持ちや願いを優先させているような場合は危ない。間違った時期に入ってしまった遺伝子のスイッチを切ることは難しい。大切なことは、親ではなく、子ども自身がやりたいと思っているかどうかということ」



 「心の遺伝子は目に見えないが、遺伝子にスイッチが入ったかどうか、子どもの表情を見れば推測できる。子どもを観察することが大切というのはそういう理由からだ。遺伝子のスイッチがオンになろうとしている子どもの目はキラキラ輝いている。そのタイミングを見逃さず、周囲の大人がほめたり、励ましたりしてほしい」



 ―どうしても親が自分の気持ちや願いで、何かを学ばせたいときは。



 「例えばサッカーをさせたいと思うのなら、休日に親が公園などで一緒にボール遊びから始めて、子どもが興味を持つようにするなど、まずは子どもの気持ちを向かせる方向にじっくりと環境を整えていくという、下積みの努力をすることが非常に大事。親の力の見せどころでもある」



 ―「自分からしたい」と子どもが言った場合でも、途中で気持ちが変わることもある。



 「子どもが何かをやりたいと言ったときは、まず“体験コース”などを利用してみるのがよいと思う。それをさせた上で、もう一度本当にやってみたいかどうか子どもに聞いて、続けたいのかどうか決めてほしい。『自分でやりたいといったでしょう』などと言って続けさせても、それに打ち勝っていける子もいれば、ストレスになってしまう子どももいる。どのようなタイプの子どもにも対応できる方法をとってほしい」



 ―早期教育より、小さなうちは遊びが大事な気がするが。



 「もちろん早期教育を受けさせる土台には、子どもが普段からしっかり遊んでいることが大事だ。親のなかには、遊びをほどほどにして早期教育に熱をあげる人もいる。しかし、子どもにとっての遊びは学びだ。遊びを通して生きる喜び、友人をつくる力や人と遊べる力など心身のエネルギー源を確保する。その基礎があって初めて、早期教育が生きてくるのではないかと思う」



http://kumanichi.com/tokushu/kosodate/2006/kankan_gakugaku/20060330.html