血筋・・ 果樹園のむすめ | なまはげミキブログ

昨夜息子と騒いだあと シャワーあびまたパソコンに向かう姿みて

「はあ?また仕事 今からすると!?・・・血筋やな」と息子

     たしかにその時 夜中の1時

「血筋・・?」

「おじいさんの血筋でしょ・・」

昼間「おじいさんの畑はずっとあんなに広かったのか?」と聞かれてた

TVニュースでぶどうの季節ですなど季節のニュースにでることも多い 


父は、父親が(じいちゃん)保証人になって人の借金のかたにすべて土地なくし

今の住所に移ってきた。その残りの借金払いながら土地を買い、徐々に広げていき

今の果樹園になった。マイナスからのスタート

「お金ないのにどうして土地が買えたのか?」と聞く息子


父はJA(農協)にだせない規格はずれの桃やぶどうを、

自分で直接、夜(田舎じゃ売れないと地元ではない)

中央の福岡市の青果市場まで運び出荷していたそうだ

片道50キロの往復 朝早くから仕事しそのあとの往復<emoji code="h263" />  

子どもの頃 末っ子の私にも連れて行ってもらってたおぼろげな記憶がある

また 人がまだ手をださない(まだ難しい)新品種の栽培方法にも

いち早く挑戦してたとあとから聞いた。

もちろん失敗多かったようで、母が「お父さん、ばかやん」とよく愚痴ってた

(今、早春3月末、東京大阪の料亭に出荷できる技があるらしい)

どんなに疲れ果てても、焼酎飲んでいても、毎日寝る前には日誌をかいていた。

「いちばんうまいぶどうと桃つくってやる!」

10人兄弟の8番目 

行きたかった大学進学あきらめ、じいちゃんの借金とともに家を継いだ

弟の九大の学費だし(本当は自分がいきたかった学部)

もうひとりのおじさんはブラジルに移民したため、南米までずっと送金してたらしい


「スタジオ出そうかなと思う」と 病室にいた父に話した時

バカなことするなと怒られるかなと思ったら

しばし沈黙のあと

「ひとと同じことしてても仕方ないからな・・・」とぼそっと言った

「決めたんやろ?・・やるなら、しっかりやれ」

胸にしみた


子バカの私 実家の果樹園、世の中で1番うまいぶどうと桃だと思っている