2020年11月に
郊外の山の上の一戸建てから
街の駅前マンションに住み替えました。
夫は単身赴任して
私は新居で1人暮らしをしています。
＊
エッセイスト岸本葉子さんの
わたしの心を強くする
「ひとり時間」のつくり方
を図書館で借りてきて読んでみました。
この種の本はいろいろとありますが
これは初版が出たのが2022年秋なので
コロナ禍によって変わった価値観や生活
についても書かれていて
その意味では「新しい」と思います。
目次は
第1章 ひとり時間をもっと楽しく
第2章 ゆるやかに暮らしを整える
第3章 心地よい人との関係
第4章 いざというときに備える
第5章 心を健康に、自己肯定感を上げる
不安や孤独がありながら、わたしを整え、
心を強くしていくための秘訣が書かれています。
筆者は私より2つ年上で
考え方なども共感するところが多かったです。
心に留まったことの１つを挙げると…
人との関係に関して
その場にいない人のことは話題にしない（p.83)
ということ。
これは本当にその通りですが
同席の相手がその話題を出すこともあるので
なかなか実行が難しいです。
その場にいない友人の話題になったばっかりに
後味の悪いことになった経験があります。
それはこの本にあるような
「愚痴」の話ばかりでなく
その場にいない人との関係や距離が
私と同席の友人ではそれぞれ違うから
知りたくなかったことを知る羽目になったり
その他諸々の不愉快な感情が生まれ
よいことにはなりませんでしたね。
心に留まったことのもう1つは
将来寂しくならないために
保っておかなければという人間関係は
あまり意味がないし、無理がある(p.105)
最近では
「歳をとったら人とのつながりが大事」
という話を見聞きすることも多く
そうなると、友達がいないと将来困る
と打算的な思いで
人とのつながりを求めてしまい
本当はつながる必要のない人
一緒にいて楽しくもない人と
無理してつながることのないように
孤独を恐れずに
生きていくことが大切ですね。
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