映画
『二十四の瞳』
1954年
原作 壺井栄
監督 木下恵介
主演 高峰秀子
人生のベスト3に入る
心に響く素晴らしい映画でした...
第二次世界大戦の戦時下で
言論の自由のない軍国主義を突き進んだ日本
そして、敗戦によりそこから解放された日本、2つの時代に振り回された
人々の苦難と悲しみを描いた
反戦映画...
大人も子供も
生きるのに必死な時代...
戦争の惨さ
平和の大切さ
命の尊さを教えてくれました...
ウチの親父は
昭和16年生まれで(1941年)
凱生(ときお)って名前だったんですが...
子供の頃は
沢田研二の歌とか
ジャニーズのグループにもあるように
ハイカラでカッコイイ名前だなぁ...
と思ってたんですが
大人になった時に
名前の由来を聞いたら
ジイさん(オヤジのオヤジ)が
戦争に行く時に
生きて帰ってこれるように(生きて凱旋する)
って願って付けたんだって聞いて
凄く感動したんだけど...
この映画を見終わったら
また違う感情が....
当時は
一億総玉砕と言って
戦争で死ぬ事が名誉の戦死とされ
生きて帰ってきて....なんて言ったら
アカ(非国民)と非難され
特高警察に逮捕されて
しまう時代...
人前では口に出しては言えなかった想いを
子供の名前に託したんですね...
ウチのバアさんも大石先生みたいな思いをしてたんだなぁ...と
凱生(オヤジの名前)は...
いろんな想いが込もった愛情深い名前でした
ちなみにジイさんは戦争から無事に帰ってきて
孫(俺とアニキと従兄弟達)も見れました(^^)
今はジイさんもバアさんも
オヤジもオフクロも
亡くなっちゃったけど
今の自分がいるのは
先人達のおかげですね...
本当に感謝です...
子育てが落ち着いたら
小豆島へ行って
大石先生が通った道を
自転車で走ろう....