名古屋城茶庭書院にて
紅雲庵さまによる
『ベルばら茶会』が催されました。
池田理代子先生の不朽の名作
ベルサイユのばら🌹
池田理代子プロダクションさまにも
ご快諾いただいていらっしゃるのにも驚き!
過去のベルばら茶会は
ホテルなどの洋室で
紅茶やコーヒーの茶会ばかりでしたが
座敷で茶の湯は初めてだそうです。
これぞ、本物の茶道!
決しておもちゃなお道具は使われません。
上品で上質なお茶会でした。
お軸やお道具も全てが素晴らしく
オスカルという名の茶花も!
紅雲庵さまの見立てがお見事で
麗しき時代の美意識を茶の湯で表現され
想いを馳せながら至福のひと時を
過ごさせて頂きました。
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【古代染色】
本日はウメショウさんで誂えた
古代染色の新調した着物で。
染色作家、山本晃先生の作品です
この色は自然でしか出せない色
大好きな藍の生葉を
発酵せず染められた『甕覗(かめのぞき)』(藍染めのときに染料をためておく瓶、藍瓶に、少しだけつけただけの淡い藍色。瓶にはった水に映った空を覗き込んだような色という説もあります。)
古代染色とは、伊勢の神宮で行われる
式年遷宮で神様がお使いになる調度品
「御装束神宝」の中にある
太刀の束帯に施される刺繍糸を染めた
由緒ある染技法で、化学染色ではなく
自然植物から生命を頂き全ての作業が
職人の手作業で行われています。
正倉院展示の染色も全て草木染めです。