盥の水の法則...
たらいに入った水を手で自分の方にかき寄せると
たらいの淵を伝って外側に逃げてしまう。
水を前に押し出すと
自分の方に返ってくる。
寄せたつもり反対側に流れていく。
押した水が反対に戻ってくる。
お金も幸せも自分の方に
集めれば集めるほど逃げてしまい
出せば出すほど自分に返って来る
という法則です。
二宮尊徳(二宮金治郎) の像が
昔は小学校にはありましたね。
薪を背負いながら本を読んで勉強する像を見て
説明して下さる先生は少なかったかもしれません。
僅か10代前半で両親と家・田畑を失い、親戚の家に預けられ、働きながら苦労して勉強を続け、20歳の時には家を再興させ、地域の発展にも功績を挙げられました。
勤勉、勤労のお手本です。
二宮金次郎の七代目子孫
中桐万里子さんの著書『二宮金次郎の幸福論』
(致知 出版社)に
「人間は皆、空っぽのたらいのような状態で生まれてくる。つまり、最初は財産も 能力も何も持たずに生まれて来る。
そして、そのたらいに自然やたくさんの人たち が水を満たしてくれる。
その水のありがたさに気づいた人だけが他人にもあげたくなり、誰かに幸せになってほしいと感じて水を相手のほうに押しやろうとする。
そして、幸せというのは、自分はもう要りませんと他人に譲ってもまた戻ってくるし、絶対に自分から離れないものだけれども、その水を自分のものだと考えた り、水を満たしてもらうことを当たり前と錯覚して足りない、足りない、もっとも っととかき集めようとしたりすると幸せが逃げていく。
心の軸を相手に置くと、相手も自分も幸せになるのかもしれません。人を思い、人の役に立つ人でありたいと思います。どんなに微力でも。」
とあります。
仁学書院を、仁義道徳を学ぶ上で
この御方なしには語れません。
今月は、こちらを書いて頂きますね。
◆睦月の詳細は、こちら💙