さておき、
もうじき春分ですね。
春になると人は桜を見つめ
その荘厳さに圧倒されながら
同時にはらはら散りゆくひとひらに儚
さを覚え
人生を見つめます。
日本人は、桜が咲く前も愛おしみ
散った後も余韻や名残りを愉しむ
情緒があります。
今年もこうして桜が観られることは
当たり前ではないんですよね。
もうじきお彼岸です。
春分の日は、太陽が真東から登り真西に沈み
昼と夜がほぼ同じ長さになります。
煩悩の彼岸から知恵の彼岸へ渡ることを
祈念する日。
それを目指して精一杯生きることが
般若心経に出てくる『波羅密多』の
意味なんだそうです。
年々、手を合わせる意味が深まります。
ご先祖様は勿論のこと
現世でも来世でも、身内だけでなく、我だけでなく、全体に感謝し、全体の幸せを願う人が増えたら世の中は平和に近付いて行く。
我も全体の一部なのだから。