SNS上で「7日間ブックカバーチャレンジ」
というのが流行っているそうです。
私は観客席にて、みなさんの投稿を
眺めるだけでしたが、
友達が受け取れなかったバトンを
ピンチヒッターとして、キャッチしました!
(ヒッターなのにキャッチ?)
突然ですが、私は昔から
「どんな本を読んでるの?」
という質問に恥ずかしさを感じます。
本棚の中をのぞかれるのは、
思考の中をのぞかれるのと
同じだからです。
だれかのリビングの書棚に
「できる人と思われる××」
みたいな自己啓発本が
並ぶのを見てしまったときは、
「見てはいけないものを見てしまった」
という気持ちと共に、
脳内を「家政婦は・・」ならぬ
「みきてぃは見た」
的な音楽が流れるはずです。
かなり昔、どこかの著名人が
「たとえ親でも、本棚を勝手に
見られると殺意を感じる」
と書いた文章を見て、
「私だけではない」と
安堵した覚えがあります。
それほどまでに、私には、人は本で
作られているという意識があったのでしょう。
(つまり私は、高尚な本など
読んでいないということです)
こんな姿を見られるのは平気なのにね。
こんな感じで、前置きの時点で、
レールを大きくはずれましたので、
遠慮なく、独自ルートで
ゴールまで独走したいと思います!!
みきてぃの
年代ごとに振り返る!
「本と私とあの人と」
〜7日間ブックカバーチャレンジの
変わり果てた姿〜
第一周:幼少期
(写真リレーも一緒に走ります)
↑フィリピン旅行で。
幼少期に自分がどれほどの本を
読んでいたのか、わかりません。
私の両親には
「絵本を何十年も保管しておく」
という趣味はありませんでした。
私にも、その趣味はありません。
なので、
「絵本のことは何も覚えていない」
と思っていたのです。
ところが、10代のとき旅行先の
カリフォルニアの本屋で、
「はろるどとむらさきのくれよん」
コーナーを見つけて、
「え?はろるど君??
私たち・・・
どこかで会ったことあるよね?」
と胸が高鳴りました。
「はろるど君、あなた、
アメリカ人だったのね」
「はろるどとむらさきのくれよん」は、
はろるどが、クレヨンで想像の
世界を描きながら、
月夜のさんぽを楽しみ、
最後は夢の中へ、というストーリーです
はろるど君と再会したら、
「こんな風に、なんでも
お絵かきで自由に創り出せたらいいなあ」
と、そんなことを夢見ていた、
当時の気持ちまでも蘇りました。
『はろるどとむらさきのくれよん』
(色々なバージョンがあるようですが、
むらさき一色のシンプルなのが好き)
この本は、私の母も兄も好きで
ずっと覚えていたようです。
私の息子が赤ちゃんの頃は、
「頭の形がはろるど君に似ているよね」
と言いながら、読み聞かせをしたのも、
懐かしいです。
自分の子どもが生まれてから、
私自身が子どもだったころ、
母が、幼稚園の行き帰りの車の中で、
「ももたろう」「したきりすずめ」
などの童謡を歌ったり、お話してくれた
ことを思い出しました。
「だるまちゃんとてんぐちゃん」など、
今でも定番とされる絵本を
読んでいたことなども、
しっかりと思い出されました。
一方で、
本屋でその表紙に出会って、
「再会だ!」と懐かしく思ったのは、
など、海外の絵本が多いです。
不思議ですよね。
何十年も思い出すことがなかったのに、
表紙の絵を見て「再会だよね」
とわかるのですから。
最後に、
私の脳内に絵本の一節が
残っていたというお話をして、
幼少期を終えたいと思います。
その一節とは、
「あさつゆで歯をみがく」です。
クマが朝起きて、家の外で
葉っぱについた朝露を使って、歯を磨くのです。
祖父は池でハスを育てていましたが、
私はハスの葉の上で転がる水滴が大好きでした。
その水滴を思い出しながら、
「あれで歯を磨くって、どんな感覚だろう」
と妄想していたのだと思います。
そのシーンだけを覚えていたのですが、
どの絵本だったか、思い出せません。
母に聞いても「全く覚えていない」と。
でも、どうしてもその絵本と再会を果たしたくて、「あさつゆで歯をみがく」「絵本」で検索。
ほんの5、6年前のことです。
便利な世の中ですよね。すぐに、
「ピッキーとポッキー」
だったことがわかりました。
クマのピッキーとポッキーが、
スミレのサンドイッチなどを作って
菜の花畑を通って、ピクニックに行くお話。
やたらと色使いが淡くて明るい。
私の母は「そんな本あったっけ?」と記憶になく
私の子どもたちにも、特に響かなかったようです。
何が響くかは、子どもによって違うし、
親の思い出と、子の思い出も違います。
私は、親が絵本をすべて処理してくれたのも
結果的に、良かったなと思っています。
誰の意図にも影響されず、
一旦まっさらになった状態で、
私の脳に何十年も残っていたものが何なのか、
浮き彫りになったわけですから。
(大人になってから、懐かしくて入手したければ、
ほとんどの本が自分で買えるわけですし)
↑娘に与えた絵本たち
たとえ実物がなくなっても、
子どもの脳には、しっかりと何かが残っていると
いうことも実感できました。
何十年も経ってから、
挿絵やストーリーに再会した時の
「私たち、会ったことあるよ…ね?」
という感動は特別ですね。
次回「第二周」は、
私が人生で一番本を読んだと思われる、
小学生期のお話です。
*バトンは天に放り投げましたので、
「本を紹介したいけれど、
私にはバトンが回ってこない」という方は、
勝手にキャッチして走り出してくださいね。
正式ルールはこちらです!
↓ ↓ ↓
①好きな本を一日一冊、ブックカバーだけを7日間連続してFBにUP。
②毎日新しいFB友だちを一人ずつチャレンジ招待。
その友だちにもこの①と②を7日間続けてもらう。
ルールを守れない
インタビュアー&ライター
なまず美紀でした。
(https://namazumiki.com)
◼️ライターしています(新着記事)◼️
ニューヨーク市民「行動制限された」生活の現実(東洋経済オンライン)
ニューヨーク「コロナ禍」直撃した都市のリアル(東洋経済オンライン)
♡ニューヨーク「コロナで非常事態宣言後」の現場(東洋経済オンライン)
♡日本人としてのハンディを乗り越えたオペラ歌手 田村 麻子さん(Nextalk)
♡「米vs.イラン」NY在住者の偽らざる受け止め方(東洋経済オンライン)
♡やっぱり早寝早起きが大切!コツと練習で今日からできる(あんふぁん)
♡カナダ人落語家「日本人に感じた魅力を語ろう」 (東洋経済オンライン)
♡『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』 井庭崇氏×市川力氏 出版記念対談
その他、過去記事はこちら「実績」からhttps://namazumiki.com/
◼️思考整理と言語化コーチング◼️
一緒に、現状の確認と思考の整理をしていきます。
◼️みきてぃ文章SOS隊◼️
プロフィール作成・各種文章作成をお手伝い。