感謝の気持ちは、誰のため? | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」

 

コロナによるロックダウンで、

通常よりも随分ひっそりと

しているニューヨーク。

 

唯一、街が賑やかになって、

「みんな、いたんだね!」

と思えるのが、夕方7時。

 

エッセンシャルワーカーに

感謝の気持ちを表すために、

一斉に拍手が響き渡ります。

 

私のマンションから見える

隣のアパートのベランダにも、

毎日、お鍋とおたまを持って、

踊りながらカンカン打ち鳴らす

女性の姿が見えます。

 

こちらは病院前で↓

 

自分は自宅待機しながら、

最前線で働く人たちもいる。

そのギャップに、

落ち着かない気持ちになったり、

罪悪感を感じたり、

自分も何かできないだろうかと

思ったりする。

 

その気持ちを昇華させたり

癒してくれるのも、この瞬間。

 

そのほかにも。

 

私は阪神大震災のときもそうですが、

今回のようなことがあったときも、

昔お世話になった人を

思い出すことが多いです。

「懐かしい」「寂しい」

という感情に混じって、

感謝の気持ちも一緒に。

 

感謝の気持ちって、本当は、

自然に生じる感情なんだなと感じます。

 

悲しいときに、その感情を

浄化するために涙が出るように、

感謝の気持ちも、

人間がストレスを感じたときに、

それを癒すために、

本能的に湧いてくるのかもしれませんね。

 

気持ちそのものは、相手のためではなく

自分のため。

 

だから、

感謝できる機会=7時の拍手

に参加して身体中でそれを表現することは、

エッセンシャルワーカーに

パワーを与えるだけでなく、

感謝する側の癒しでもあり、

パワーにもなっているのです。

 

ほら、子育てで疲れ切っていても。

子どもの寝顔を見ながら、

ここに存在していることに

「ありがとう」と思えたら、

とりあえず「また明日」と思えるし。

 

感謝の気持ちがわかないほど

疲れているときは、

感謝の対象を書き並べてみるなど、

意識的に考えてみるのも効果的。

 

でも、

人のために感謝している場合じゃない、

と感じるときもあります。

(本当は、自分のためだけれど)

 

それどころではないほど、

目の前のことに必死いならざると得ないとき。

そういう時は、本能が、

優先順位が「感謝」ではない、

とわかっている時だから

感謝なんてしなくていい

のかもしれませんね。

 

感謝について考えるなんて、

そんな気にもなれないほど

疲れているときもあります。

 

そんなときは

 

・・・

 

寝ましょう。

 

インタビュアー&ライター

なまずみきでした。

(https://namazumiki.com)

 

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