NYのハロウィンを地味に体験してみたレポ。 | 言葉のプロデューサーなまず美紀の日記「先生あのね」
 
私にとってのハロウィン初体験は、15年前のワシントンD.C.でした。お子さんがいるアメリカ人夫妻に「体験してみる?」と誘っていただき、夕方、仮装をした子供たちにくっついて、近所のお家を回りました。子供達は、”Trick or Treat!” ” Happy Halloween!”と言いながら、キャンディ(小さな文具やおもちゃも)をもらっていきます。各家庭は、庭や玄関に凝った飾りをしていて、見応えたっぷり。知人の家では、中に招き入れてもらったり、アットホームな雰囲気でした。
 
その後生まれた子供たちにとってのハロウィンは、東京・広尾。有栖川宮公園の周りには、大使館や外国人の住居も多く、かなり本格的に装飾をして、キャンディを用意して子供達を歓迎してくれるお家が揃っていました。華やかな仮装をした人たちで賑わっていて、大人にとっても子供にとっても、楽しい夜。
 
次が、明治神宮前に引っ越してからの、表参道パレード。近隣の保育園や学校には案内が届くので、PTAがチケットを手配。お金を払ってのハロウィンなんて、なんか違うよー。と思いながらも一度参加しましたが、協賛店を歩き回ってチロルチョコ1個とかを集めていく感じ、、。
 
子供たちにとっては、「ハロウィンって仮装してお菓子もらう日?」みたいになってきますが、期限は、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」の前夜祭として行われるヨー
ロッパ発祥のお祭り。先祖の霊を迎えるとともに、悪霊を追い払い、また、秋の収穫を祝うするお祭りでもあります(なので、トウモロコシを飾ったり)。日本の行事ではお盆に近いとされます。
 
 
では、なぜ仮装をするの?元々、ハロウインの仮装といえば、お化けや魔女、ガイコツ、黒猫などが主流で、怖いものに化けて、悪霊を怖がらせて追い払うためだったのですね。
 
娘が、学校でロリポップ(棒突きキャンディー)にティッシュを巻いて作ったこちら。「たまたまティッシュが敗れて赤い紙が見えたから、口にした!」と言っています。アメリカでは、これは、てるてる坊主ではなく、ゴーストなのですね。
 
 
子供達はインターナショナルスクールに通っていますが、事前にメールが来て、ハロウィン当日の服装について注意喚起が。「授業に支障を与えないもの」「特定の人種や宗教を馬鹿にしないもの」「学校で着替える時間はないので、家から来て来るように」など。
 
私は、このメールを見て、先生たちも仮装をダメとは言えないけれど、派手になりすぎることを危惧してるのかと受け取りました。私自身、子供に仮装をさせて楽しむマインドにも欠けているので、子どもたちは普段着で行かせようと思っていました。
 
でも、前日の夕方、子供達とハロウィンの話をしていて、「みんなどこでそんな衣装買うんだろうね」と聞かれた私、思わず「そういうのばっかり売っているお店があるんだよ」と口走ってしまったのです。
ここのこと。

「え、行きたい」と娘。「まあ、アメリカの文化を見せるのもいいかもね」と、急遽、お店に連れて行ったのです。
 
そして、娘はエルサに。上下で40ドル。寝る前にポツリと、「Lちゃんにウソついちゃった。『なに着るの?』って聞かれて、『ユニコーン』って答えちゃったけど、エルサになったね」と。
 
ユニコーンはこの間買った帽子のこと。私が買いながら「ハロウィンにも使えそうね」と言ったからですが、何れにしても、仮装するつもりだったのね(笑)。(それにしても、英語しかできないLちゃんと、もうそんな会話ができるとは)
 

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で、ユニコーンではなく、エルサで登校した娘。

 

 

先生方も耳をつけたり、結構、仮装していたとか(笑)。娘のクラスでは、着ぐるみのまま授業を受けていた子もいたみたい。お迎えのバスでも、お化けメイクの女の子が降りてきました。

 

夕方「ちょっと街を歩いてみようか」と散策しましたが、とっても静かだし、仮装している人も少ない。通りがかったマンションの前で、コンシェルジュが手招きしてくれて、お菓子をもらう。

 

 

いつも親切なママ友が、「ダンキンドーナツがドーナツくれるよ」と教えてくれていたので、寄ってみる。

 

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本当に配ってる?と半信半疑。子供達が「やってなかったら恥ずかしい」と言うので、先に「ハロウィンしてる?」と確認。「O.K.」と言われたので子供達を招き入れ、ドーナツが入った袋をもらう。

 

 

ドーナツの穴が入ってた!!実は、アレルギー体質の息子は、先日の友達の誕生日で生まれて初めてドーナツを食べ、「おいしいし、痒くならない!」と感動していたので、すごく嬉しそう。(どうして穴にクリームが入っているのか。本当に穴=不要な部分なのか、売るために丸いのをわざわざ作っているのか、が知りたいそうです。実は、私も子供の頃から知りたかったこと。情報をお持ちのドーナツ関係の方がいらっしゃったら教えてください)

 

 

こちらは銀行。一見、キャンディを提供しているように見えない雰囲気ですが、たまたま先に入った親子に教えてもらいました。

 

 

「スタバでももらえるよ」と聞いていたので、店内に入って「やってる?」と聞くと、カウンター下からお菓子の箱を出して渡してくれました。積極的にはやっていない雰囲気?

 

 

また別のスタバ。ここは試食品が代理。

 

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ここは、外から見ても何かやってそうな雰囲気。
 

 

とりあえずいただいたものの。。

 

 

甘くて持て余す兄。週2回通っているメゾンカイザーでは、いつもの店員さんが私たちの顔を見て、用意してあった棒についたパンプキンのミニパンをくれました。

 

 

そしてマンションに戻ると、こんな方が。ファミリーは少ないマンションだし、キッズフレンドリーでもありませんが、こういうところにお金をかける!?

 

 

エンパイアステイトビルも、ハロウィン仕様。よく見ると、ゴーストや魔女も飛んでいました。一年に一度の貴重なライティングを見ました。

 

 

ニューヨークでも、郊外の一軒家は、また違うのかもしれませんし、イベントエリアでは賑やかなのかもしれませんね。独身若者は仮装してパーティーとかしてそうだし。
 
でも、私が歩いた街中はとても静かでクールなイメージでした。

 

ニューヨーク生活のカケラをお届けしておりますインタビュアー&ライターなまずみきでした。

 

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