この問題集を何周したらいいですか?今、3周目なんですけど…
これもよく聞かれる質問です。
結論から言いますと…
「何周したか?」が重要ではない!
「学力が伸びているか?」に注目するべき!
です。
「2周した!」「3周目がんばってる!」
が目標になっていませんか?
本来の目標は、
「授業内容がわかるようになってきた!」
「力がついていることが実感できる!」
「模試の点数が上がった!」
「過去問題が解けるようになった!」
そこからの
「志望校に合格した!」
ですよね。
そして、「何周したら…?」と質問してくれる生徒さんの心にあるのは、
「2周もしたのに学力に不満があるから、何かおかしいのでは…」
「このまま続けていても伸びないのでは…」
「やり方が間違っているのでは…」
という気持ち、すなわち
「今までのやり方に対する疑問・不信」が生じているわけですね。
その「不信感」はほぼ「正解」です。
少なくともそのように聞いてくる生徒さんに関しては、
「伸びない」「成果が出ない」
と感じているから質問しているわけで、
「こんなにがんばっているのに成績が上がらない!」
と感じている方法を続けることはおすすめできません。
そして、(例外もあるのですが…)
数学・理科に代表される、(ときに英語・国語・社会もそうですが、)
「考える」ことを目的とした問題集
=標準~難しめの記述問題集に関しては、
「何度も繰り返し解けば実力がつく」とは限りません。
というか、何度も繰り返し解けません。
標準~難しめの問題を解くためには、1問あたり20分前後かかります。
今まだ仕上がっていない受験生であれば、もっとかかってしまうかもしれません。
それを「急いで解きなさい!」というのは間違いで、
できる部分は自力で取り組むことが大切なのです。
だから「時間はかかるもの」です。
実際に予備校の授業でも、
難しめの問題を丁寧に解説すると、
30分くらいかかってしまうことがあります。
(素晴らしい先生ほど、時間をかけて丁寧に解説されます)
でもそれはすべて、講師が生徒に伝えたい内容なのです。
なので、自学自習において、
十分に考えて解き、
↓
解説を読む
↓
自分が使えなかった法則・公式などを確認する
この作業を丁寧に行うと、
問題によっては1時間近くかかってしまうかもしれません。
多くの標準~難しめ問題集には、大問300問またはそれ以上掲載されています。
「早く1周しよう!」と思って取り組むと、
「解法を暗記しただけ」
ならまだよいのですが、ひどい場合は
「解法をノートに丸写ししただけ」(覚えてもいない)
ということになってしまいます。
これでは、テストや模試で同じ問題・似た問題に出会っても、
得点することは難しくなってしまいます。
もちろん、
「何度も繰り返し解けば実力がつくとは限らない」
これには例外もあります。
例えば、
・同じ問題・似た問題に出会うことが増えるので、ある程度までは点数が上がります。
よって、基本的な問題を多く出題する大学の入試においては効果が高いです。
この場合「実力がついた」というよりは「知っている問題が増えた」状態ですが、
演習・模試では解ける問題は増えますし、
入試でも(基本的な問題が多ければ)合格する可能性は高くなるでしょう。
基礎力に自信のない生徒さんには、効果的な方法と言えます。
また、
・暗記が中心の科目や分野に取り組む場合は、どんなに力のある生徒さんでも1度では覚えられないはずなので、スピーディーに・繰り返し取り組むことが効果的です。
こちらに関しては、以前に記述した「覚える勉強…」のところで述べています。
よって、
・基本的な問題は解けるけど、
応用問題=初めて見た問題は解けない。
・初めて見た問題でも取り組めるようになりたい!
という目標であれば、
「同じ問題集を2周3周繰り返せばよい」
という考えは、
(何度も言いますが、まったく効果がないわけではありません。)
少し違う、というか、
それだけでは足りないのではないかな~という気がします。
だって「2周目」(以降)のときって、
少しは「問題を覚えてしまっている」状態ですよね。
そしたら
「確かこの問題はこう解く…って覚えている」と思って解いてしまいます。
理想とする
「初めて出会った問題を自分の力で解ききる!」という状況とは
ずいぶん違ってしまいますよね。
問題に初めて出会えるのは、
1週目のときだけなんです。
1週目と2周目は、意味がまったく違ってしまいます。
解く側の気持ちもまったく違ってしまいます。
だから、1週目を大切にしなければいけないんです!
~次回に続きます~
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