寄り道アートの道草ブログ

制作年:1999年 素材:キャンバス・油彩 サイズ:91×72.7cm(F30)


今月は、ってわけではないのですが、今回もなつかしい作品をご紹介。


結構前の作品を振り返るのは自分でも面白いです^^


あ~あの頃はこういうこと考えてたんだよな~、とか

あの時は・・・などと記憶を探りながら、

あ、このときのあの作品は今のこれに通じているんだ~とか

改めてわかったり。。。


今回は、大学2年のころ、自分たちのアトリエの扉のむこう、

廊下を描いた作品です。

(ちなみに同じ頃、前に紹介したカモの絵 も描いていました)


暗い廊下ですが、はしっこに大きなガラスの窓があって、

そこから陽が入ってきます。

床にできる木漏れ日と窓の形の光がおもしろいリズムだな~

と思ってモチーフにしたことを覚えています。


その後、街並み中心に風景をモチーフにしたり、

木漏れ日はじめ、ひだまりとか日向や日陰に興味が移っていきました。

でも、このころから気になるものだったのでしょう^^


そう考えると、このときの作品が、というかこのときの発見、

気持ちがその後につながってるな~としみじみ思いました。


人の考えや気になるものって、表面的に変化しているようでいても、

きっと芯の部分は、そうそう変わらないのでは、と思います。

無意識に気になってしまうもの、それが実はけっこう大事なことなのかもしれません。