「city K74」　作品紹介３

私、建部弥希の作品紹介です。

　　　　　　　　　「city K74」

2009年制作　素材：キャンバス・油彩・アルキド樹脂絵具・クレヨン　サイズ：182×91cm

前々回紹介の「city N23」、前回紹介の「city T89」と同サイズのcityシリーズです。

昨年、久々に街を描きたい衝動に駆られ、まずN－名古屋を、そしてT－台北の街を選んだ。

夏に台湾へ行ったので、そのときに台北101という超高層ビルへ登り、そこの展望階からの眺めを描いた。

もう１作品は、台湾の中でも特に印象、思い入れの深い街、南部の高雄を題材にした。

高雄は2002年、初めての台湾旅行（海外自体が初だったけど）で訪れた街。（台北には３度目の旅でやっと足を踏み入れたという・・・ちょっと変わった旅してるね＾＾；）

次の年には短期語学留学もこの高雄で。学校終わってからは街を散策して・・・。私にとっていろんな思い出の詰まった街。

昨年２月、約６年ぶりに高雄まで足を伸ばし、懐かしい場所には当時を思い出し、6年の間に変わった場所には驚き・・・

昨年夏の旅でも滞在し、高雄の街も高いところから見下ろしたい、ということで85帝士ビルの展望階に登った（このビルに行ったのも初めてだったな～）

その日は台風が来る直前（昨年のあの８８水災をもたらした台風）で午前中は天気がよく、高雄港の海面に映る雲の影が印象に残っている。帰国後、はじめは街を流れる愛河の見える景色を描こうかとも考えたが、やはり雲を描きたくなり、この作品が出来上がった。

　　（2010年2月15日の「寄り道blog」(so-netblog)に掲載した文を少し編集して載せました）

明日（あ、もう今日か）豊田市美術館へ、入選作品搬出に行ってきます＾＾