文章を書くうえで欠かせないのが、「削る」という作業。
文章を書くときに、最後まで一気に書き切るタイプと、構成を考えながら
丁寧に進めるタイプがいます。
どちらでも書きやすい方でいいんですが、どちらにも共通して大切なのが、
書いたあとに読み返して、間違っていたら直して、不要な言葉を削ること。
例えば、「400文字で書いてください」と指定された場合には、600〜800
文字ほど書いてから削り、仕上げていくことが大事です。
最初からぴったり400字でまとめられる人はほとんどいません。
なので、文章は「書いて削って整える」ことが大前提だと覚えてください。
では、文章を削るポイントを伝えますね。
◎重複表現をなくす
同じ内容を繰り返している文章は、読み手を疲れさせます。
意味が重複していれば思い切って削りましょう。
◎飾り言葉を省く
「すごく」「とても」「本当に」などの強調語、過剰な形容詞は多すぎると
読みにくさの原因に。必要な箇所以外は削ると文章が締まります。
◎接続詞を使いすぎない
「しかし」「また」「だから」など、接続詞はなくても意味が通ることが
あります。「〜が、」と続けてしまう癖がある人は、文章を分けるだけで
読みやすくなります。
◎脱線、言い訳を入れない
「本当は」「○○かもしれませんが……」など、言い訳は読者を迷わせます。
伝えたいテーマから外れる話は、別の機会にしましょう。
この4つを見直すだけでも、文章は驚くほどスッキリします。
「つい長く書いてしまう」「伝わりにくいと言われる」という人は、ぜひ
削る力を意識してみてください。
削る練習をすると、文章力が一気に上がりますよ!
