文章を書くときに気をつけたいのが、「TPO」を意識すること。
TPOとは、
「Time(時)」
「Place(場所)」
「Occasion(場合)」
の略。
ファッションでも同じことを言われますよね。
要は「いつ、どこで、誰に対して」を考えて、適切な言葉遣いに
するということです。
とくにメールやメッセージを書くときは、このTPOを無視すると、
相手に違和感を与えたり、失礼な印象を与えてしまうことも。
例えば、誰かにメールを送る場面を思い浮かべてみましょう。
・友人
・家族
・仕事の同僚
・上司
・お客様
きっと相手ごとに文章のトーンや表現は自然と変えていますよね。
友人には「元気?最近どうしてる?」とカジュアルに書くだろうし、
上司やお客様には「お世話になっております。◯◯◯の件について、
ご連絡いたします。」と丁寧な敬語を使うはずです。
これが、文章のTPOを使い分けるということ。
もし子供に向けたメッセージであれば、「今日もがんばったね!」と
親しみを込めた言葉を選びますが、ビジネス相手に同じ言葉を使えば
不自然ですよね。
逆に、仕事相手に「この度は、お目にかかれて光栄です。」といった
丁寧な表現を、気心知れた友人に送ったら、「どうしたの?」と心配
されるかもしれません。
話し言葉も同様です。
相手や場面によって、話し方のトーンや表現を無意識に調整しています。
文章も同じように意識することで、伝わり方がぐっと良くなります。
「誰に」「どんな場面で」、文章を書くのかを意識しながら、TPOに
合った言葉選びをしてみましょう。
それだけで、文章力は確実にアップしますよ!