私のところに相談に来られる方に、「文章を読みにくいと言われた」と
悩む方が少なくありません。
私が読むと、必ずしもわかりにくいとは感じない場合が多いんですが、
一度そう言われると気になってしまいますよね。
「読みにくい」と感じさせてしまう理由は様々ですが、自分の中でも、
「もしかして読みにくいかも」と感じるなら、一度「ひらがなを増やす」
ことを試してください。
実は、パソコンやスマホで文章を読むときに、漢字が多すぎると画面が
黒っぽく見えてしまい、それだけで「難しそう」「読みづらそう」と、
脳が勝手に判断してしまいます。
紙媒体の雑誌や書籍の世界でも、漢字とひらがな、カタカナの比率には
一定のルールや工夫があります。
漢字ばかりだと紙面が黒く重く見えるため、意識的にひらがなを挟んで
「見た目の軽さ」を調整しているんですね。
この感覚は、デジタルのブログやWEBサイトでも同じ。
画面上でも適度にひらがなを使うことで、読みやすく、また親しみやすい
印象になります。
たとえば、「出来る」「下さい」「〜の事」など、漢字でも良いですが、
ひらがなにしても伝わる言葉は意識的に「できる」「ください」「こと」と
するのがおすすめです。
文章が柔らかくなって、視覚的なストレスが減ります。
「読みやすい文章」は、内容の良さ以上に、見た目が大きく影響します。
読み手の気持ちに立って、漢字とひらがなのバランスを整えてみましょう。
それだけで、読まれる確率がぐんとアップしますよ!