文章を書くときに気をつけたいポイントの一つが、「名詞+する」で作られた
動詞の使い方です。
たとえば、
・激励する
・開始する
・援助する
・同行する
・携帯する
などが、これに当たります。
これらは、「サ変動詞」とも呼ばれる、名詞に「する」を付けて動詞化した言葉。
ビジネス文書や論文、公式な書き言葉ではよく使われますが、日常的な文章や、
読み手との距離を縮めたいときには、やや堅く感じられることも。
なので、以下のように書き換える(言い換える)ことで、文章が柔らかく、
より伝わりやすくなります。
「激励する」→「励ます」
「開始する」→「始める」
「援助する」→「助ける」
「同行する」→「一緒に行く」
「携帯する」→「持っていく」
「名詞+する」の表現が常に悪いわけではありません。
ビジネスシーンや目上の人への報告書などでは、適度な硬さが求められるので、
あえて使うこともあると思います。
ですが、ブログやSNS、また接客の文章、人に教えるときなどの文章は、
「わかりやすさ」や「親しみやすさ」を大切にしたいですよね。
そのためには、「名詞+する」の硬い表現をできるだけ避けて、動詞中心の
シンプルな表現に書き換えて(言い換えて)みましょう。
相手や場面によって、適切に使い分けることが、伝わる文章を書くコツです。