先日、ある方から「ブックライターの楽しみって何ですか?」
と聞かれました。
その時は、「違う自分になれること」と答えました。
※後から考えたら、陳腐な答えだわw
私が感じるブックライティングの楽しみは「未知との遭遇」と
「脳内移植」です。
ライティングの依頼を受けるとき、今までの自分の人生とは、
全く関わりのなかった分野のことを「人に説明できるレベル」
になることを求められます。
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
ライターをしている以上、自分の好きなことだけ書いていては
成り立ちません。
作家ではないので、そんなライターは必要ありません。
興味がない分野や、おそろしく難しい分野にぶち当たった時は、
正直「ゲッ!」と思うこともあります。
すぐやる気になれなかったり、理解するのに時間がかかったり
するからです。
でもわかってくるとだんだん楽しくなるんです。
その著者の脳内を私に移植してもらって、その人になりきって、
その人の文章として原稿を完成させる。
そのプロセスが、私は楽しいんですよね。
他のライターに聞くと、それぞれ楽しいと感じるポイントが
違うのも面白いところ。
いろんな分野のライターさんがいてこそですね。
私は毎回ワクワクしながらインタビューをして、執筆もして
いるので、やっぱり天職ですねーー。