アメリカ滞在を含め、若いころに数か国を旅をした経験は、私にいろんなものをもたらしてくれました。

 

 

まず、よく言われることですが、日本の小ささ、自分の小ささを思い知らされますよね。
なんて狭い世界で生きてたんだろう、世界にはいろんな人種の人間がいて、知らないことのほうが多いのに、自分中心で生きていて恥ずかしいと。
 

自分の悩みの小ささ、器の小ささにがく然として、本当にどうでもよくなりました。
(悩みから離れていたからそう思えた部分もありますが)
 

海外の人は、大らかな人が多いので、心の広さ、ふところの大きさも学びました。
宗教観の違いも面白くて、「どこの国から来たの?」という質問とセットで、「あなたの信じている神様はなに?」と聞かれることも多かったですね。
日本じゃ、そんな聞かれ方しませんもんね(笑)

 

 

もちろん困ったこともたくさんあったんですよ。
食生活の違いとか、結構ズカズカと踏み込んでくる人とか、日本人を馬鹿にする人もいたし。
「ジャパニーズモンキー」ってよく言われましたから。
(今って言われないですよね)
 

いろーんなことを含めて、男の子同然でドロドロの格好で、重い荷物を担ぎながら、放浪していた8か月間は、確実に私を強くしてくれました。
まぁ、若さもあったでしょうが、「これから何があっても大丈夫、乗り越えていける」と感じることができるくらいにはなっていました。


     ☆


ですが、ニューヨークに到着し、サンフランシスコのホストファミリーに連絡を入れたときに(定期的に連絡を入れる約束をしていました)、思いがけないことを言われ、また私の人生が変わりました。


つづく。