『今見えてるものが全てじゃない。
ボスはそれを伝えてくれたんだと思う。
結果ー現状ばかりみていた。
でもこれは、「結果」ではない。
私が挑戦する限り、これは過程でしかない。
確かに、現状は試験不合格。更には後輩に負けた。という耐え難い事実。
しかし、私にはこの経験で得る必要のあるものがあるのだ。
私がいつも底でゆらゆらと感じていた違和感のようなもの。
それは、収穫のためにはまだまだ困難に立ち向かう必要があることを感じ取っていながら、その困難を畏れて見ないふりをしていたからなのだろう。
まだ成長できる。
私はきっと、
この挫折を乗り越え、成功へ繰り出すだろう。』
これは、
3度目の昇格試験に落ちた上に、
後輩が合格して、序列逆転しちゃった試験からしばらくして書いた日記📖
当時の我社の昇格試験はとてもハードで、
心技体ともに磨いていかないと超えられない壁でした。
そりゃそうです。
人の上に立つことになるんですから、
人間性磨かれてないひとに資格は与えられません。
当時の私は、
プライドが高くて、
〜しなければならない。というブロックにゴリゴリ固められてて、
自分がかわいくて特別で、
自分の弱いところを認めきれない矮小なやつでした。
自分で、そんな自分が嫌だ。変えたい。と思っていたのに、
エゴがいつも語りかけてきては、その甘い声になびいて変えられない…
そんなことを繰り返していたんです。
そこへやってきた最大のチャンス、昇格試験。
約２年半掛けて受かったんですけど、
この２年半は地獄でした。
自分で自分を律する。ってことに初めて正面から向き合ったんです。
まるで、なーんでも写す高級な鏡が目の前にドンッと置いてあるみたい…
目を逸らしても、その鏡はついてくるんです…。
毛穴もシワも、その奥のシミ予備軍も、
ぜーんぶハッキリみえる鏡…
それを毎日、毎瞬、２年半…
部署のみんなの前で、情けない自分の醜態を晒しまくるわけです。
出来ない自分と向き合う姿は、
現実に鼻水も涙もぐっちゃにしながら、それでも這いつくばって嗚咽あげながら前へ進むような絵図…
ちっぽけな自分を認めるのは、初めはかなり難しかったです。“恥”みたいな気持ちが常にどこかにあって…
でも、
段々と…段々と…
皮が剝けていくにつれて、
恥ずかしくなくなりました。
自分の変わっていく過程が、
周りの人たちへの信用や応援のエネルギーに変わっていくのも伝わりました。
こんな自分に、本気で、全力で向き合ってくれる人たちの存在を、肌で感じる日々でした。
この仕事における“真髄”みたいなものに触れる機会も増えていきました。
そして、自分が本当の意味で
強く、優しくなっていくのも体感しました。
自分の昇格の為に始めた取り組みのはずが、
最後は、
恩返しがしたい。皆と達成感を共有したい。
という気持ちになりました。
その試験から３年。
今もその部署にいますが、
不思議なことに、
あの時の頑張った私に対する周りからの信頼は揺るがないらしく、
心地のいい居場所を、私は与えていただいています。
あの２年半がなければ、
今の私はなかったはず。
それか、もっと晩年にやってきたか‥笑
すべての人は等しく価値のある存在である、と信じられること。
自分は特別。と感じなくなったことで得られる軽やかさ、自由。
自分らしさ。を表現して、
周りもそれを笑って受け入れてくれる環境。
そんな有り難い日々だからこそ、
私は周りに
笑顔をなげかけられるし、
愛を配って歩けます。
愛や思いやりを肌で感じられる日々。
あの日々は、
私の“確かに頑張った”という輝くバッジになりました。
今ではただの飾りです。固執はしてない。という意味で。
頑張ってる最中の私が、いつも自分にかけていた声。
“いつかこのトンネルを抜けたとき、本当の自分が、自分で好きになれる自分が待っている”
これを自分自身に約束していました。
ここから、
更に覚醒するために
前を向いていこう、
と思ったので、
冒頭の日記を捨てる代わりに、
ここに記しておこうと思いました。
ちなみに。
このトンネルに入ろう!!と決意させてくれた当時のボスは、
昨年の暮れに急逝され…
今でもふっと、彼のことを想うことがあります。。。
私にとって、
とても大きな存在。
こんなに人間性にホレるボスはいるんだろうか。って思うほど、
大好きな尊敬するボスでした。
私の覚醒に必要なブースターとなった経験を綴らせていただきました。
皆さんにもターニングポイント。と言われるような鮮烈な経験、あると思います。。
キツイものであればあるほど、
振り返るには時間がかかるけど、
振り返る時がきたら、
それはきっと、
次のステージの準備が整ったとき
蟹座新月のエネルギーがある時に、
こんなことを思うなんて。。。
エネルギーみちみちてますな
皆さまが
優しい日だまりに包まれて、
温かな日々を過ごされますように
love mikey 🌈🌈🌈