こんにちは

週のはじまり


今日1日穏やかに過ごせます様に


33年前結婚し

わたしに

もう1人の母が出来た


正直

母と言うより

姑と言う感覚が強かった


いや

わたしは夫と結婚したのであって

嫁に来たつもりは無い

古いしきたりなんて

おー嫌だ嫌だ

もう新しい時代なんだからっ


そんな

なんとも感じの悪いわたしだった



B型独特の?マイペースさは

実家の母と同じだけれど

生活スタイルは全く違っていた


専業主婦で社会に出たコトも無い実家の母


かたや

看護師として働き

結婚早々夫が倒れる

一家の大黒柱として働き続け

家の事もこなす


義父母はもちろん

義妹達と同居していた時期もある

夫にとって祖父母、おば

とても苦労して来た人だ


実家の母が

わたしの中での母親像だったので

エネルギッシュな母に

圧倒された

苦手とすら感じた



母との距離がぐっと縮まったのは

25年前

夫が1度目の不倫をした時だ

距離がぐっと縮まったと感じたのは

わたしだけで…


わたしが

ようやく

それに気付いただけで…


母は

いつもずっと

そこに居てくれていたのだけど


息子もまだ幼稚園と小さかった


転勤族で誰も知らない土地だった


そんな中

夫の不倫が発覚

夫が離婚したいと言い出し

どうしようもない状況になっていた


堪らず

母に

泣きながら電話した


母は

一言もわたしを責めなかった

帰省したら

1ヶ月近く実家で過ごしたりと

わがままなわたしだったのに…


もーね

そんなバカほっておいたらええんよ

息子ちゃんとみけぴさん

うちに帰って来たらいい

2階で住めばいいんよ


わたしはね

お嫁さんが来たとは思てないんよ

娘が出来たと思てるんよ


同じ頃

旦那さんの不倫に悩んでいた友人は

あなたに魅力が無いから

息子が浮気したんだと言われたとか…


母の優しさ、強さ

弱弱のわたしには

本当に有り難かった


お母さんが味方になってくれたのだから

もう少し頑張れる気がした

ユーミンのルージュの伝言なんやからっ



夫の不倫は

今でも辛い思い出では有るけれど

その事で

お母さんとの距離が近くなれたのは

わたしの財産だ

娘として

甘えたり

相談したり

笑ったり過ごしている


夫の2度目の不倫は

お母さんの認知症が進んだ頃だった


離婚離婚と連呼する夫との関係に疲れ

悩みを打ち明けた


お母さんは

昔と同じように


うちにみけぴさんだけ帰って来たらいいから

と優しく言ってくれた


色んなコトを翌日には忘れがちだったけれど


並んで目が覚めたあの日

また独り言のように


それは辛かったねぇ

みけぴさん、2階で住んだらええけんね


つぶやいてくれた


お花畑で

好き勝手してる夫は

いけすかない奴だった


認知症が進んだお母さんに対しても

鬱陶しそうに見たり

つんけんしたものの言い方をしたり

本当に嫌な奴だった


お母さんのコトは

大好きやけど


今のあなたは

大嫌いっ


と言ってやった

へっちゃらな顔してやがったけど…



認知が進み

1人で暮らして行くのは難しくなり

認知症グループホームに

去年の5月からお世話になっている


夫のコトは実の兄と思っている風で

わたしのコトは

弟嫁ちゃんの名前で呼ぶのだけれど

私たちがグループホームに行くと

とても喜んでくれる


そんな

大好きな

素敵な

お母さんが

最後の力を振り絞って

命の明かりを

ともしてくれている


お母さん

あなたの娘にしてくれて

ありがとう








最後迄読んで頂き有難うございました