こんにちは。

おけぴ出張で、限りなく怠惰な生活をしちょります。

今日1日穏やかに過ごせます様に。


昨夜、おけぴからLINE



子供かっ
どきっ

タイムリーに食べておりました。


入院中も、お菓子は楽しみの一つでした。

閉鎖病棟でしたが、

主治医から外出の許可が下りれば

自由時間なら、好きにシャバ?に出られます。

一応、出掛ける時と帰って来た時には

持ち物検査が有りますが。


私と同い年(当時56歳)と言うコトでなのか?

何故かKさんは、私の周りで過ごすコトが多かった。

彼女は、双極性障害で基本殆ど保護室に居た。

日中は、病棟に出て来て

寝る時にまた保護室に帰るというパターン


何故か、何時も柄がらの袖無し割烹着を着ていた。

よっちゃんイカ🦑が大好きで

何時もご主人から差し入れが有り

それをむしゃむしゃ食べながら

延々と高いテンションで喋り

折り紙や絵を描いてカレンダーを作っていた。

誰かと一緒に何かすると言うより

一匹狼だった。


恐らく躁状態だったのだと思う。

一方的に喋りまくり、

土足でずかずかと入って来る。

それだけなら、嫌な人なのだけれど

時として

言うコトが的を得ている。

時として

哲学的なコトを言う。

なので、面倒臭さはあるものの

憎めない人だった。

キョーレツなインパクトのある人だった。


ある時


ミンミンゼミとひぐらしゼミと

火の見やぐらがかんかんと鳴り

お尻に注射されたら

眠ってしまって覚えていない


と連呼していた。

意味不明だけれど、

双極性の人は

エビリファイをお尻に注射するらしいので

そのコトを唄っているのかなぁと。

何故か

やけに耳に残り

メモをしている。口笛





不思議なコトを言うKさんもKさんだけど

この人間ウォッチングが好きな私も

どーなん?口笛

しかも、凄く汚い字ガーン


ある日の夕方

食堂の方から

院長先生が珍しく声を荒げているのが聞こえた。

Kさんが、私の居たワークスペースに

つかつかと入って来た。

何なに、何事?と思っていたら

院長先生が追いかけて来られ


「来いっ。いくら何でもあんなドアの閉め方は失礼だっ。」


と、Kさんを引っ張って行こうとした。

抵抗しながら


「私の26年を返してくれっ!」


叫びながら、ずるずると連行されて行った。

あっけにとられながら

何故か私は暗算をし


56-26=30

Kさん、30歳で発症したのかぁーと

1人心の中で呟いた。


その後、Kさんの姿を見るコトは無かった。

プライバシーに関わるかな?と思いつつ

担当の看護師さんにKさんのその後を聞いた。

と、4階の急性期病棟から3階の慢性期病棟に移ったとのコト。

4階より3階の方が、少し規律が厳しくなり

外出もうんと違いが出て来る。


病院は、回廊に囲まれた建物なので

下の3階の様子も見える。

私は、時々窓越しにKさんを探した。


柄がらの袖無し割烹着を着て

一匹狼よろしく

廊下を闊歩していた。


良かった。

それでこそKさんだ。

よっちゃんイカ🦑食べてまたあの不思議な呪文みたいなの唱えてね。


病気と性格の半々なのかもしれないが?

時としてKさんの歯に衣着せぬ言葉が

羨ましかった。

私は、言いたいコトを大っぴらに言えない。

言わないのでは無い。

思うコトはちゃーんと思ってる意地悪さも

持ち合わせている。

だけど、嫌われるのが怖いから

お口をチャック🤐する。

嫌われる勇気も必要な時も有る。


そんなコトを

Kさんと過ごした短い時間だったけれど

ふと考えさせられた。


最後迄読んで頂き有難うございました。