こんにちは。

週の始まり、今日も1日穏やかに過ごせます様に。


夫の母(私の母)に認知症の疑いが有るコトは、以前書きました。


5年位前に、

警察から連絡が入ったり

親しい人から、認知の疑いが有るのではないか?と口添えが有ったりする中で

ようやく、病院にかかる事になった。


その間、母から

「もう、私認知よ。いかん。」と言われ

「本当にお母さんが、気になるなら私一緒に病院行くよ。」と言ったのだが

「病院行ってもどうにもならん。これは、年齢による認知やけんねぇー。」と

私では、病院へは結び付けられなかった。


長谷川式認知症スケールを使用し、検査をした。

22点で認知では無いとの診断を受けたらしい。

(私達は帰省出来ず、兄弟に付き添いをお願いした。)


とは言え、

実際の母は、冷蔵庫の中には

山の様なヨーグルトといりこが入っている。


一緒に買い物に行くと、献立に必要な食材を組み立てながら買えない。

支払いは、一万円札を出し

財布には、小銭がぱんぱん。

釣り銭を忘れて帰ろうとする。


温泉に行き、さっぱりしたと喜んでいたものの

夕飯を食べ終わると

「お風呂入るかね?」と。


あれ程料理上手の母が、惣菜ばかりで暮らしている。


検査では、ボーダーラインとしても

間違いなく母の生活に、支障をきたしている。

県外で暮らして居る私達故

家族だけで無く、支援をお願いしたい。

様々な方の目が母に向けられて居る状況を作りたい。

地域包括支援センターに相談に伺った。


デイケアに参加出来るので、勧めもした。

が、その頃の母は

お年寄りとお遊戯したり、歌を歌ったりするなら

家で掃除してる方がいいと乗り気では無かった。


そんな中、おけぴのダブル不倫発覚。

そして、私の鬱病発症。

別居生活。

となり、そこから4年間母とは

全く連絡を取っていない。


夫とも連絡を一切取って居なかったので

全く母の状態が分からなかった。

不倫真っ最中の夫は、大嫌いだったけれど

母のコトは、大好きだった。


息子を通じて母の近況を知るしか方法が無かった。


息子の話では、

もう息子の事も余り理解して居ない様子だと。

帰る時は、

既に他人への対応になって、敬語で挨拶されたとか。


きっと私のコトなんて、すっかりお母さんの記憶から

抹消されているんだろうなぁと思った。

寂しいけど、私がお母さんを忘れなければそれでいいんだと。

母が、どんな症状で有れ笑って暮らしていて欲しいと心から願った。


そんな頃、私がよく読んでいた本が

こちら。





認知症世界の歩き方は、

とても分かりやすい。

NHKEテレで放映されていますよね。

それも、とてもイメージしやすいです。


長谷川和夫氏は、

言わずと知れた認知医療の第一人者です。

NHKスペシャルを観た時の感動は忘れられません。


家族にアクシデントが有ったり

誰が病気になったり

大きな問題を抱えたりした時こそ

家族で支え合える。

簡単では無いけれど

そう言う人間で有りたいと思います。


そして、

公共の支援を躊躇わず、利用させて貰う

不必要な見栄は持たないでいたい。

また、利用して居る人を

「他人に任せて、ほったらかしにしている」

等と分かりもしないのに、自分の物差しで批判する人にもなりたくないです。

(居るんですよねぇ。特に田舎では。残念ながら。)


最後迄読んで頂き有難うございました。