こんばんは。
穏やかな1日でしたか?
入院生活のお話です。
私の部屋は、ロリータファッションのMちゃんと穏やかな素敵な人Nさんの3人です。
初めての精神科の入院が嫌な思い出にならなかったのは、部屋にも恵まれてたのも大きいと思います。
病気云々で無く、嫌な人、性格の悪い人は
何処にでも生息しています。
Mちゃんの朝は、メイクから始まります。🤭
化粧品は、ナースステーションに預かって貰っているので、まずそれを貰いに。
それから、ふりふりぷりぷりの洋服を着て、髪にもあれやこれを付けて完璧👌
ともすると、暗くどんよりしがちな場所で
彼女の笑い声と、ファッションで、どれだけ明るくなったコトか。
彼女自身とてもオープンだったので、
自分の病気のコトや、家族との関わりなど色々話してくれました。
ピアノの先生をされてるお母さんの元
彼女もピアノを習っていたそうで、
神童と呼ばれていたとか。
ただ、レッスンはかなりのスパルタらしく
事ある事に、バカだとかノロマだとか
もっと酷い差別用語を言われて来たそう。
素顔にコンプレックスを持っていて、中学からメイクをしているそう。
とても幼い感じがしていたので、31歳と聞き
驚いた‼️
(その後色々な人に会いましたが、皆実年齢よりとても若く見える。
ピュアだからかな?)
統合失調と言われていたけれど、解離性同一障害
と診断されたとか。
なので、彼女は病識を持っている。
彼女の中に3人居て、それぞれに名前もあるけれど
周りからMちゃんと呼ばれる事に納得しているとか。
私は、
24人のビリーミリガンが評判になった世代。
へーほーと興味深く読んだ。
TVや本の中でしか見たコトの無い障害の人がこうして、自分の前に居る。
しかも、親しくお喋りしている。
不思議な気持ちだった。
彼女の願いは働く事。
年老いて行くご両親をこの先自分が支えたいそう。
私の拙い知識では、解離性同一障害は、小児期に圧倒的なストレスやトラウマを経験した人に起こると認識している。
母親との関係も否めないかもしれない。
けれど、彼女は支えて行きたいと望んでいる。
子供は、親に愛されたいと願い、
ひたすら親を愛するのだろうか。
或る時、面会に来てくれた姉に
今まで口に出来なかった夫との話を打ち明けた。
感情を抑え切れず
激しく泣いてしまった。
すぐさま
カーテン越しにMちゃんが、アイスノンを差し出してくれた。
泣いて目をごしごし擦ると、目が腫れるから
アイスノンで冷やすといいよと。
彼女もきっと沢山沢山泣いて来たからこそ、
こうして持って来てくれたのだろう。
沢山傷付いた分、人に優しくなれるのだろう。
彼女は、休息入院で英気を養い
沢山の衣装をぐちゃぐちゃにコロコロに押し込め😄
迎えに来た大好きなパパとママと一緒に
元気にバイバーイと、何時もよりグレードアップしたロリで
あっちの世界へ帰って行った。
最後迄読んで頂き有難うございました。