夫から想っている人が居ると

アオハルの様なセリフを聞かされて…


転勤が決まっていたので

引っ越しはどうするのかと聞くと

行くと言う。

私はどうすればいいのかと聞くと

大阪に残っても仕方ないから

一緒に来るしか無いんじゃないとのコト


何だか天袋にずっとしまったままの段ボールの処分みたいな言い方。


引っ越しが決まると諸々忙しい。

新しい土地での住まい探しから始まり

役所関係の手続きやら、郵便の転送届やら。

冷蔵庫の中の品の片付けだったり。

ライフラインの手続きだったり。


夫はカウントダウンを

逢瀬に使うコトで頭がいっぱい。

如何に出張やら休日出勤を駆使して

お泊まりやらおデートやらするか。


私は、あれこれ1人で準備して行く。


引っ越し前夜は、

冷蔵庫の電源を切ったり

貴重品や持ち運ぶ物を荷造りしたり。


その夜は、終電に遅れたからネットカフェで泊まるとラインが入る。

想定内とは言え、心が痛い。


引っ越し当日、朝むすっとして帰って来る。


荷出しは、大体午後からが殆どだ。

朝荷入れして空になったトラック🚚が

荷出しに来るので。


午前の作業が長くなれば、

午後来る時間が遅くなる。

今回も遅くなる。

荷物を出して、明け渡しに立ち会う。

そうしていると、

新居のマンションの鍵を貰いに行けなくなる。


なので、

夫が残り明け渡しに立ち会う。

私はひと足先に東京へ行き

渋谷に鍵を貰いに行き、そのままホテルにチェックインすると言う段取りになった。


私1人で、お江戸ですかぁ。💦

し、渋谷って行ったコト無いんすけど💦

恐ろしく方向音痴。

しかも、地図が読めない。

そーゆー私だと知ってて

淡々と分担作業を進めて行く。


昼間ならまだしも夜なのに…


既に渋谷駅構内で迷子。

構内から、受け取りに行く不動産屋さんに連絡し、ナビゲートしてもらう。

スマホ片手に、スマホをぐるぐる🌀回して進路方向が真っ直ぐになる様にしながらてくてく。


何とか導いて貰い鍵を受け取る。

帰り道も丁寧に教えて貰う。

(親切なお兄ちゃんだった。本当に有難うー)


ホテルに辿り着きぐったり。

夫からは、明け渡しも終わり新幹線に乗ったとのライン有り。



待てど暮らせど来ない。

連絡をするのだか、出ない。

ラインを送ってもスルー。


この人このまま

逃亡するのかな?


ホテルのドアをノックされたのは

深夜2時半


何してたん?

と聞くと、電車乗り間違えて

横浜迄行っていたと。


土地勘も無いし、このホテルと横浜の位置関係も分からないけど

2時半迄電車って走ってますか?


それだけ一言言うと

不機嫌そうにシャワーを浴びに行った。


初めての関東。

銀座に行きたい

spiralに行きたい

ミナに行きたい

45Rに行きたい

岡本太郎アトリエに行きたい

あとりえ.うに行きたい


沢山沢山楽しみにしてたコトがあったのに


息を潜めて、嵐が過ぎ去るのを

ひたすら待つだけの

情けない位弱よわの私が居た。


最後迄読んで頂き有難うございました。