こんばんは。

今日1日穏やかに過ごせましたか?


私は、実家の母、姉達と会って話をして来ました。


まだ自分の中で消化しきれておらず

まだコトバにする程俯瞰的にも見れていない状態です。

感情的になってしまった部分も有りました。

少し、振り返られる様になったらまたお話させて下さい。


今日書きたいなと思ったのは、入院生活のコトです。

時系列で言うと、

先日書いた精神科への入院の続きになります。



予定通り入院をした。

先日と違うのは、閉鎖病棟の開閉の音が背中に響いたのが一回きりだったコト。

つまり、私は今日からこっちの世界の住人になったと言うコト。


兎に角調子が悪かったので

すぐさまカーテンを閉めて横になった。

朝の入院にも関わらず、すぐに眠りについた。


どの位時間が経ったろう。

カーテン越しから聞こえる。

「みけぴさん。みけぴさん。」と。


私を下の名前で呼ぶ人をここでは思い付かない。

誰か他の人のコトだろうと返事をせず居たら

今度は壁をこんこんと叩きながら

「みけぴさん。みけぴさん。」と。


とりあえず、はいと答えて見ると

少しだけカーテンの向こうから顔を出し

「みけぴさん。お風呂の順番が回って来ましたよ。」

談話室に居たメイクばっちりのロリータファッションを纏った彼女だった。


お風呂は億劫だったので今日は入らない旨伝えると


「下の名前で突然呼んだりしてごめんなさい。

でも、何だかそっちの方が親しみやすいかなっと思って」


がん見した位インパクトのある彼女だったけれど、少女の様なピュアな印象。

相部屋が彼女で良かったと

漠然とそれでいて確信的に感じた。

私も彼女をMちゃんと呼ばせて貰うコトにした。



相部屋のもう1人の方は、私と世代が近い感じの

とても物静かな品の有る女性。


良かった。

普通の人だ。

(何をもって普通と言うのでしょうね。)



食事は、食堂、部屋で摂るいずれかを選ぶ。

私は食堂で摂るコトにした。

それぞれに、自分の定位置が有る様で

空いてる席に座る。

よく見ると、私の隣のテーブルがMちゃんだった。


お風呂から出て、すっぴんでパジャマを着ていたのですぐには気付かなかった。

ONとOFFが分かりやすい。🤭


一角に数人集まって食事をしている若い女の子達は、何故か一斉にいただきますをして食べ始める。

車椅子に乗っている女の子も居る。

看護師さんが、ストップウォッチを持っている。

皆時計を気にしつつ食べている。

(後で、摂食障害の人達だと知る。)




入院してしばらくは兎に角眠くてだるくて

頓服を飲んでは

ベットで1日過ごして居た。

廊下をシューズで歩くぺたべたとリノリウムにくっつく様な音が、

何故か怖くて耳をふさいでいた。

男の人の声が怖くて、隣の部屋の男性の話し声が聞こえると耳をふさいでいた。

談話室で何人かの人が話していると、その喧騒に圧倒されそれだけで疲れた。


お風呂は1日置きと自分のルールを作り

何とか頑張った。


時々、担当医との面談が有り

私の幼少期から結婚生活に至る経歴等を遡って話した。


それ以外これと言って何かするでも無く

薬を飲み休息する。

その連続だった。

それでも、それだけで精一杯だった。


数週間経った頃からあれ?今私普通。元に戻った??と感じる位

視界がぱっと開け、モヤの中に居る感じから少し抜け出した気がした。


と、本を読む事も出来る様になり

自分の病気、鬱病をまず知りたいと思い

談話室の本箱の横を定位置にして、日がな本を読んで居た。


すると、声を掛けて下さる方が居たり

Mちゃんとよく話しているHさんとも

お喋りする様になったりと

少し自分の居場所も出来た気がした。


それからは、大好きな人間ウォッチングを楽しんだり、

病院有る有るかもしれないけれど

主治医は誰か?から始まり

ちょっとした先生品評会が有ったり、

どこそこの病院はダメだよーだったり


あっちの世界でよくやってたコトと

何ら変わらない女子トークを楽しんだ。


あっちの世界と違うコトは

閉ざされた場所で有るコト位かな?

なんて思っていた。


Mちゃんの話を聞くまでは。

あの格子の窓のドアから時折出てくる彼女と会う迄は。


最後迄読んで頂き有難うございました。