女性空手家が選んだ道ー山本由紀の挑戦 CBC放送(その2) | 凶暴なお魚と戦う極真カラテ みけねこ日記

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世界を拳で繋ぐ格闘家ママ・山本ゆきの釣り・空手・育児日記。世界大会第3位、全日本優勝5回、全アジア大会軽量級優勝、オールアメリカン無差別級優勝。現在は治療院と愛知北FMにて木曜日スマイルチャージのナビゲーターをしております。


→先ほどの続き

本当みけマンマが空手を続けさせるために色んな方々が協力してくれました。
子供は犬や猫ではありません。人ひとり育てるのには、多くの人の力、マンパワーが必要になります。

1人で大変なら、みんなで育てればいい。空手を辞めずに続けることが、きっといつか誰かの希望になるから。だから、絶対辞めちゃいけない。みんなで頑張ろう。

こうして、先生自ら子供を抱っこしたり少年部がミルクをあげたりして、本当に多くの人達が育児をしながら空手を続ける、という事に取り組んでくれました。
そんな娘らも、こんなに大きくなっちゃって(笑)
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さてさて、みけマンマは現在医療専門学校に昼間通っています。

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国家資格の柔道整復師の資格を取得するため、ここで毎日勉強しています。

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授業をされてるのは東海医療専門学校の看板教員の近藤先生です。
肩疾患のスペシャリストでもあります(*≧▽≦)ノシ))  とても専門学校と言うと資格取得のために紋切り型の知識詰め込みというイメージがありますが、この先生の授業は本当にアカデミックで、この先生のおかげで大学に進む事を決めたり、研究者になった生徒さんもいる程。
全米ストレングス&コンディショ二ング、NSCAの資格もこの学校だからこそ取得出来たわけで、この学校に来て本当に良かったです。海外遠征でも本当に気を使って下さいましたし、やはりどこでも色んな方々の協力あってこそですね。

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学校でもインタビューです。クラスメイトにもインタビュー。みけマンマはとにかく何でここまで仕事と育児にこだわったのかと言えば、

前例を作りたかった

という事に尽きます。どんな世界でも、まず前例が無い、で突っぱねられる事がほとんどです。
みけマンマに限らず、地道に前例を積み重ねる事で社会からコンセンサスを得る。今でこそ誰も言いませんが、子供を産んだ10年前は産んでも空手を辞めない。産んでも空手も仕事もやる、というスタイルは世間的には全然受け入れてもらえない形でした。アグネス論争がまだ残っていた時代です。ママさんタレントもおりませんでした。タレントの三船美佳が妊婦姿でTVに登場して

「あんな大きなお腹でTVに出るなんて、何てみっともないの!」

と怪訝な顔をする女性が多かったんですよ。
安室奈美恵など、こういった方々も非難を浴びながらコンセンサスを得て行った先駆者です。

それ以前。松田聖子だって非難されてましたし、その昔は三浦友和が結婚を機に山口百恵を芸能界から引退させた事が絶讃された時代がありました。
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少子化担当相の方は子育て天国と言ってますが

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なかなか現実は厳しいです。



制度があって使いたくても使えない。
子育て制度はまず使うというまでのハードルが本当に高いのが現実です。
育児休暇も使えるのは正社員のしかも一部程度。男性などまず育児休暇を取ってる人は見た事ありません。
そう、育児はマンパワーですから、求められるのはハードよりソフトの活用。しかも、そのソフトは与えるだけでは全然使えないわけで。この問題はまだまだ楽観的になれない状況ですね。

はい、最後はお約束の試割。

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ええ?これ、蹴って折るんですか?

と大石アナウンサー(笑)



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パコーン‼︎と下段廻し蹴りで折れました。
固定は足だけでしたので、折れたバットがかなりの勢いで吹っ飛んだので大石アナウンサーも大喜び(笑)

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こんなに喜んでくれて良かったです(笑)

ちなみに向いで見ていたニュージーランド人のキャメロン君も大喜び。

動画を皆んなに見せまくってました(;^_^A

こうしてTVに出て思った事は、CBCのイッポウ!スタッフがいかに真剣にこの女性の社会進出について考えているのか、て事でした。この数十分のために何日も要して、更にみけマンマの考えと番組の意が乖離してないか、何度も大石アナウンサーから確認と議論のお電話を頂きました。

月刊秘伝といい、この年末は本当に素晴らしい方々とのご縁をいただきました。

私自身、物事に真摯に取り組む姿勢を学ばせて頂きました、この場を借りて深く御礼申し上げます。

押忍。