昨日は11時近くまで、ひたすらミット稽古していました(笑)
相変わらずの生活を送っている、みけマンマです。
最近は、すっかり胸の「極真館」マークにも慣れました。
先日、昔、静岡県時代に所属していた松〇派のS先生に電話で全日本優勝した事を伝えたら、とても喜んでくれました。
もう一人は、みけマンマがまだ独身時代、少林寺拳法(もっと言うと、勝手にカンフーと勘違いしていた)と間違えて入門した時の先生にも報告。
こちらの先生は現在は極真でも浜〇派の所属になっていますが、入門申込書を書いて、白帯時代、ひたすらビックミットの激しい稽古で毎回途中でトイレに吐きに行ったりしていた頃、御世話になった先生です。
もともとは、みんな同じ極真だったのに、途中で新極真が出来たり、極真館が出来たり、ナンとか派、ナンとか派がいっぱいできて、その度に皆がそれぞれのしがらみでバラバラになって、複雑な心境です。
そりゃもう、みけマンマが空手をここまで続けて来られたのは、何よりも今までいた道場のみんなのお陰で、特に以前所属していた松〇派のS先生がいなかったら、みけマンマはとっくに空手をやめていただろうな、と思います。
最初ユーコを産んでも空手を辞めなかった時でも、本当に非難と批判の嵐で、それでも背中にユーコを背負いながら稽古して、試合も出て。会場でミルク飲ませながら試合に出てました(汗)
二人目の時なんて妊娠してても、出産しても稽古に出てて、この時は本当に世間の風当たりは最高潮に厳しくて、S先生に
「あの、やっぱり空手やめた方がいいでしょうか?道場にも迷惑がかかるし」
と言ったら先生が
「みけマンマちゃんが空手が好きなのは、皆が知ってる事だから。子育ては母親だけに押し付けるものではないよ。子供は、みんなで育てればいい。みけマンマちゃん、空手を辞めたらいけないよ。空手をやめずに続けるという、みけマンマちゃんの生き方が、誰かの希望になるかもしれないんだから。絶対やめたらいけないし、やめさせたりしないから。安心して空手を続けなさい。」
ユーコとチーコは、まさに、空手道場に育ててもらったようなものです。
みんなが子育てに協力して、みけマンマのために空手を続けさせてくれました。
それは、やっぱり「続ける」という事が、何よりも、試合に勝つなんて事よりも、もっともっと難しい事だと知っていたからなんだろうな、と思います。
試合に勝つ、なんてことは、世間にとっては
全くもってどうでもいい事で
んな事、履歴書に書いたとしても
「ふ~~ん。」
の一言で終わりですよ。
全日本だろうと、全世界だろうと、そこで何位だ、優勝だって言ったって、そんな事は世間から見れば
何の屁のつっぱりにもならない。
それよりも、大事な事は、「極真精神」をいかに体現し、その精神をもって世間に還元できるかどうかっていう事が大事なんではないかと、思うわけです。
「頭は低く、目は高く、口慎んで、心は広く。孝を原点として他を益す」
大山倍達氏、ええ事言いますね。
みけマンマは、この言葉を支えに仕事をしてきました。
介護の仕事をしていた時は、いつもこの言葉を胸に、毎日毎日朝から晩まで働いていました。
みけマンマが施設でリーダーをしていた時、ある家族が見学に来られて、みけマンマ、案内をしたんですね。
その後、見学されたご家族のおばあ様が入所されて、1ヶ月ぐらいした時です。
おばあ様の息子様が、みけマンマを呼び止めたので
「どうかされました?」
と聞いたら
「あの、みけマンマさんは空手をされてるんですね。いや、僕は空手の事は全然分からないんですけど、空手とは、素晴らしいですね。」
と言うのです。
何の事だ?????
と詳しく聞くと、どうやら、みけマンマが施設見学の案内をした時に、おばあ様とお話する時にヒザを付いて、座ってる認知症のおばあ様より下から話しかけていた様子に最初びっくりしたんだそうです。
ああ~、自分達はいつも認知症で痴呆になったお婆さんに、上から物を言っていたな~と息子様は反省したんだそうです。
で、更に入居してしばらく面会で通っている時も、みけマンマはいつもヒザをついて話をしていて、うちのお婆さんだけかと思ったら、フロアーにいるどの老人にも、いつもヒザをついて丁寧に話している。
で、他のスタッフに
「あの人は、いつもああなんですか?」
と聞いたら、そのスタッフが
「ああ~みけマンマさんは、空手家なんですよ。いつも頭は低く、目は高く、…とか言ってて、本当、忍耐強くて怒らないんですよ。」
(聞いたかい~~道場生!あたしゃー仕事じゃ怒らないんだよっ)
で、息子様が「空手とは素晴らしいですね」と褒めてくれたんです。
話し長くてスミマセン(爆)
いや、つまり。
格闘技界で最強だなんだって言っても、世間にとってはだから何だって事で、一番大事なのは、道場訓にあるように、社会に貢献するものでなければいけないな、と思うわけです。
この息子さんの一言で、みけマンマは極真精神を体現する事が少しだけ出来たんだな~と嬉しかったです。
所属していた道場が「極真館」に名前が変わるってなった時、色んな人から
「胸のマークが変わる事に抵抗はないんですかっ」
と聞かれました。
ん~~ま~~きっと、新極真の人たちだって、きっと最初はこんな感じだったのかな~と思ったわけです。
でも、
今となっては胸のマークなんてどうでもよくなりました。
自分の中にある「極真精神」があれば、胸のマークなんてチューリップでもケロロ軍曹でも何でもいいです。
頭は低く、目は高く、口慎んで心は広く、孝を原点として他を益す
この精神を世間に体現していく事が、たぶん、自分の中の極真空手の空手道だと認識していれば、もう、マークなんてどうでもいいや、と最近は思うようになりました。
何の縁か、こうして今は極真館という流派で空手をしているわけですが、世間の人が
「極真空手って、素晴らしい日本の武道だね~」
と評価してもらえるよう、自分の生き方を律して行きたいな、と思う次第です。
絶対、こっちの方が大変だと思うんですけどね(爆)
だって
試合はすぐ終わるけど
極真精神を体現すべく努力するは、
一生ですから。
ん~~だから空手は一生涯出来る武道なんでしょうかね?(笑)
出来るだけ、頑張って努力はします(汗)
ま、もちろん、これは個人的な意見ですので
「何言っとんのじゃーーーーーーー!!!!極真空手言うたら、ケンカ空手!俺様最強!!地上最強の空手じゃあああ!!牛殺しのクマ殺しだあああ!!!」
という人もいるだろうけど(爆)
あ、
…。
極真精神で、みけマンマが体現できない項目が一つありますわ(汗)
口慎んで
全然慎めないのが、目下悩みです。
努力します(爆)