
日本国内にはマインクラフトで建築した「競馬場と名付けている作品」が数多くあります。その中で、本格的で必要なものがそろった競馬場である「マイクラ競馬場」とコースだけしっかり作ってあとはおろそかにしている「競馬場だけど実際はただの馬を走らせる場所」の2つに分かれています。実際いろんなプラットフォームを見てみると後者の割合が多いです。そこで、1人もしくは1グループでも多く「マイクラ競馬場」を知っていただき、そして建築していただくために、概要から必要なものまで初心者向けに解説します。
※この記事には画像を用いた解説はありません。もし「〇〇ってなあに?」という点があった場合は、その部分について記載されているサイト・ブログがあると思うので、お手数ではありますがそちらもあわせてご覧ください。
※この記事には障害競走に関するあれこれを掲載していません。あらかじめご了承ください。
※25.6.8に一部を修正しました。
概要
「マイクラ競馬場」と「競馬場だけど実際はただの馬を走らせる場所」のそれぞれの特徴はこんな感じです。
マイクラ競馬場
・直線から曲線までしっかりと計測・計算されたコースとスタート地点とポケットとゴール板がある
・コースの曲線部分の長さはその部分が円状になっている場合、半径と中心角を確認したうえで計算式を用いて求め、その数値を使用している
・スタンドは観客席だけではなく建屋まで作り、さらに写真室や投票所など競馬運営に欠かせない設備が備わっている
・パドックとパトロールタワーがある
・検量室とその前の部分がある
・厩舎(きゅうしゃ)エリアがあり、馬1頭を大切に管理している
・装鞍所(そうあんじょ)があり、馬の検査などをしっかりしている
まとめると・・・計測と計算されたコースなどがあり、建屋まで作られているスタンドもあり、さらに競馬運営に欠かせない施設および設備が備わっている競馬場
競馬場だけど実際はただの馬を走らせる場所
・コースだけしか作られていない
・スタート地点とポケットが適当に作られている
・コースの曲線部分の長さはその部分が円状の場合でも1マスずつ数え、計算していない
・スタンドは観客席しか設けておらず、写真室や投票所など競馬運営に欠かせない設備も備わっていない
・パドックとパトロールタワーがない
・検量室とその前の部分がない
・厩舎(きゅうしゃ)エリアがなく、馬の管理がおろそかになっている
・装鞍所(そうあんじょ)が作られていない
しっかり競馬場を建築したつもりでも、上記の項目がひとつでも当てはまったらアウト
あとそれから・・・「マイクラ競馬場」における基本部分はコース・スタンド(観客席側)・スタンド(建屋側)・厩舎(きゅうしゃ)エリア・そのほかの部分の5つで構成されています。どれかをおろそかにすると成り立ちません。ピラミッドと同じです。なので建築するうえで「コースだけが基本部分」とか「スタンドだけが基本部分」とかそういった考えは絶対に持たないでください。
絶対に必要な施設・設備
「マイクラ競馬場」というカテゴリに入る競馬場を作るために必要な施設・設備をまとめてみました。細かいことを考えたらほかにも必要なものはいろいろありそうですが、「マインクラフト」というゲームなので最低限これだけあれば問題ないと思います。
・コース
当然ですがないと話にならない部分です。公平公正な競馬を行うために信頼・信用できるコースづくりを心がけましょう。
材質:実際にレースで使われる材質は芝とダートの2種類です。芝は草ブロックに草を生やしたものを敷き詰めます。ダートは基本は砂ブロックを使いますが、粗い土ブロックでも代用可能です。ソウルサンドやマグマブロック、氷塊など人馬に影響が出るものは避けてください。
幅:材質や発馬機(ゲート)の形態によりますが、一般的なものの場合フルゲート15頭なら36m以上、それが20頭ならば51m以上がおすすめです。ただし、芝コースで芝の傷みをありにし、内側の柵を移動させる場合は、その分さらに追加で広げる必要があります。
直線部分:コースの形によりますが、一般的なトラックの場合は正面の直線(最後の直線)と向こう正面の直線(バックストレート)の2つだけです。この部分は1マス1mで計測・計算します。
曲線部分:コースの形によりますが、一般的なトラックの場合は中心角が90度分のカーブ(コーナー)を4つ作ります。この部分の建築は建築補助MODもしくは外部ツールが必要となります。また、計測には使用する半径と中心角を用いた計算が必要で、1マスずつ数えません。曲線部分の長さを求める計算式は「3.14×半径×2×中心角÷360」で、3.14は円周率です。計算結果の小数点以下は四捨五入します。例えば中心角が90度で半径が50mの曲線部分の場合、計算して四捨五入したら79mになります。コース1周を1500mや2000mなどぴったり数値を0にしたい場合、曲線では難しいので直線部分をある程度削りましょう。コースを変わった形(三角形や平行四辺形など)にする場合、中心角や半径の組み合わせごとに計測・計算が必要となります。また、芝コースで芝の傷みをありにし、内側の柵を移動させる場合は、半径が変わりますのでそれに応じて再度計測・計算しなければなりません。初めて競馬場作りに挑戦される方は普通のトラックにして芝の傷みを無しにし、90度分の同じ半径のカーブ(コーナー)を4つ作りましょう。
スタート地点:簡単に言えば人馬をスタートさせる場所で、発馬機(ゲート)が設置される場所です。もちろん設置するにあたってコースの計測が必要となります。事故防止のため間違ってもカーブ付近もしくはカーブの中に設置しないでください。
ポケット:直線部分をカーブ(コーナー)の反対側へのばし一定の距離まで延長させたもので、事故防止のために用いられます。この部分にスタート地点を設けることにより、いろんな距離設定ができるようになります。もちろんこの部分も適当に作らずコースを計測してから作りましょう。事前にスタート地点を設置してから作るといいかもしれません。ただし、発馬機(ゲート)を完全に固定する感じで設置する場合、侵入ルートの確保と奥のゆとりも考えてください。
ゴール板:決勝線を示すシンボルで、コースはもちろんスタンドを作るうえでもこれの位置は重要となります。スタンドを先に作った状態でこれを設置した場合、スタンドを移動するもしくは作り直す必要があります。「マインクラフト」では1ブロック単位で侵入判定があるので、基本部分は棒状のアイテムよりも普通のブロックのほうがいいでしょう。ちなみに芝コースでのこれの位置は芝の傷みをありにし、内側の柵を移動させる場合があっても動かしません。
・スタンド(観客席側)
コースを見渡すことができる部分ですが、観客席だけにしてはいけません。この部分にも競馬運営で必須となる設備があります。
観客席:観客がレースを観戦するために設けられる席で、この部分の形態はいろいろあります(テーブル付きなど)。当然なくてはならない場所です。
関係者席または個室:おもに馬主・調教師などの馬関係者や著名人などがレースを観戦するための場所です。
放送席:放送関係者がレースの実況・解説を行うための席です。向こう正面の直線(バックストレート)まで見渡せるように、もっとも上の階に吹きさらしの状態で設けられます。
写真室・審判室:この部分を建築するうえで最重要となる設備です。この設備のためにコースにゴール板が存在すると言ってもいいでしょう。決勝線の延長線上に設置され、おもに着順判定などで使用されます。写真室のカメラはゴール板と一直線でなければなりません。さらに、コースが2つ以上ある場合はその分だけカメラが必要となり、設置の都合上間隔を3m以上空けることになります(当然それに伴いゴール板も移動するのでその移動したゴール板があるコースは計測済みの場合やり直しとなるので要注意です)。
・スタンド(建屋側)
当然作るべき部分です。観客席側とセットで外装と内装を考えましょう。
投票所:馬券の販売・払い戻しをする場所で、機械式・対面式(窓口)の2種類があります。どちらを採用するのか、どのように表現するのかはそれぞれにおまかせします。
トイレ:競馬場には大勢の人が集まるので、設置しないと大変なことになります。
パドックのための関係者用個室:おもに放送関係者などが入る個室で、映像カメラが入る都合上おろそかにはできない部分と言えるでしょう。
・厩舎(きゅうしゃ)エリア
レース前後の競走馬・誘導馬を収容する部分で、こちらもおろそかにはできません。
馬小屋:馬1頭が快適に過ごせるように基本部分は1頭しか入れないようにして、ある程度広さを確保、そしてこの部分の個数をエリアの形に応じて調整します。馬関係者のためのトイレ・物置・休憩スペースも忘れずに。馬の洗い場も隣接したらいい感じになるでしょう。
・そのほかの部分
ほかにもまだまだ競馬運営に必要なものがあります。忘れず作りましょう。
パドック(下見所):レース前の競走馬が周回する場所で、馬の体調などを観客が見極めるために必要となります。向こう側には大型の映像装置があり、競走馬の各種情報が表示されます。コースの最大出走頭数に応じて基本部分の大きさを決め、建築しましょう。
パトロールタワー:コースのカーブ(コーナー)の外側に1つもしくは2つ設置される監視塔で、おもにレース中の人馬の挙動などを監視します。レース中の不正行為をなくすために欠かせない設備です。
検量室とその前の部分:まず前者はレース前とレース後に馬ごとに定められた負担重量(騎手の体重・鞍などの質量を合わせた総重量)を計量する施設です。この施設でレース前に騎手全員が計量を受け、レース後は何もなければ7着までの騎手が計量を受けます。計量にはデジタル式の秤が使用されているそうです。一方後者はレースを終えた7着までの人馬が使用し、そこで騎手が馬から降りて検量室へ向かいます。どちらも競馬運営に絶対に欠かせない重要施設です。
装鞍所(そうあんじょ):簡単に言えば「競走馬に鞍を装備させる場所」ではありますが、各種検査と徹底管理・監視も行われる、競馬の公平公正のために欠かせない施設です。おもに検査小屋1つと複数のつなぎ馬房などで構成されています。検査小屋では馬の体重測定など各種検査が行われ、つなぎ馬房で検査を終えた馬に鞍を装備させたりします。この施設は馬関係者・競馬業務従事者しか立ち入りができず、馬に水や食べ物などを一切与えることができなくなります。
ゲート(発馬機)とその待機場所:的確な一斉スタートを行うために必要な設備とそれを待機させるための場所です。ミニチュア感覚にする場合はポケットに固定したり、コースに置かず待機場所で待機させるだけでも大丈夫でしょう。ちなみにこの設備を実際に自動で動かしたり、またはそれに加えてコースのトラックの中に設置して後で撤去したい場合は「レッドストーン回路とコマンドブロックの知識・技術」が必要です。
内馬場の映像装置:レースの着順掲示はもちろん、競馬の各種情報を放映するために必要となる設備です。
できればあったほうがいい施設・設備
ウィナーズサークル:レースで優勝した競走馬の陣営を表彰する場所で「賞典台」とも呼ばれています。コースの中に表彰する場所を毎回作るのは手間がかかるので、あれば便利です。
調整ルーム:外部との接触を防ぎ、騎手の徹底管理を行うための施設です。世界のほとんどの国(日本も含む)で競馬の公平公正を確保するために設けられています。おもに個室・貴重品ロッカー・食堂・浴場などがあります。この施設があれば騎手の待遇がよくなるほかに競馬に対する信用と信頼と安全性が一気に高まります。
ジョッキールーム:騎手のための控室で、食堂・浴場・仮眠室などがあります。こちらも設ければ騎手の待遇がよくなります。
スターター台:レースの発走時刻に合図を送るだけではなく競走馬の監視・発馬機(ゲート)の制御も行う「スターター」の人が立つ台で、固定式と自走式の2種類があります。ミニチュア感覚でなければどちらも発馬機(ゲート)の自動化を伴うので「レッドストーン回路とコマンドブロックの知識・技術」が必要となるでしょう。
コースの待機所:レース前に競走馬が待機する屋根付きの建物です。建物内部の下には砂が敷かれています。おもにポケットの一番後ろやコースの各部分に設けられます。
コースのハロン棒:実在する世界各国の競馬場の大半に設置されている、残りの距離を示す標識です。200m間隔で設置されています。もちろん設置にはコースの計測・計算が必要となり、適当に設置してはなりません。わりと設置に苦労する部分なので初めて作る場合もしくは試しに作る場合は無しでもいいかもしれません。
内馬場の設備・装飾:着順表示などのための大型映像装置を設置するだけではなく、あらゆる要素を詰め込むことができる場所なので、この部分をどのようにするのかは人それぞれです。
スタンド(建屋側)の食堂・売店:限定グルメ・グッズを考えている場合は設けておいて損はないでしょう。
事務所:事務室・会議室・応接室・湯沸かし室が一体になった施設です。競馬場のみならずほかのスポーツやアミューズメント関連などにほぼ必ずある部分です。
馬の診療所:診療室・準備室・関係者詰め所などがある施設です。「マインクラフト」では病気やケガの概念がないんですが、その概念をありにする場合はあったほうがいいでしょう。
ほかにもいろいろありますが、さらに考えるときりがないのでこのあたりにします。
最後に
正直「マイクラ競馬場」は甘くない建築物の一種ではありますが、どこに何が必要なのか、そしてその特徴はなにか、などをこの記事はもちろんいろんなサイト・ブログなどを見て回り勉強してから建築するとうまく作れると思います。もし競馬場作りに0.01でも興味があったらぜひとも挑戦して、「マイクラ競馬場」というカテゴリに入れるものを目指してみてください。
あとそれから、今回の記事は解説だけにとどめて作り方はここでは公開していません。作り方はYoutubeにある再生リスト「競馬場の作り方」にあるのでこちらもあわせてご覧ください。
Youtube再生リスト「競馬場の作り方」↓
[Minecraft(マインクラフト)]競馬場の作り方マインクラフトで作る本格的な競馬場「マイクラ競馬場」の作り方をスタンド(観客席側・建屋側)とコースから厩舎(きゅうしゃ)エリアまで教えます。本編は6パートありますが最初のパートから順番に見てください。番外編では競馬場の解説や統合版に対応した競馬場のコンテンツさらにはサバイバルに対応した競馬場の作り方などもあるので...
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