イディオムを使おう! the cherry on top | English Journey 〜 学びの手帖

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こんにちは。Sayuです。
英語学習の道のりはとても遅いものの、その過程で楽しさを見つけて、毎日楽しんでいます。このブログでは、学んだこと感じたことを共有し、他の語学学習者さんたちと繋がりができればいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。

私、あんまりイディオムって使わないんですよね。

「使えない」と表現した方が正確なのですが、
なんか
イディオムを使うのは上級者!
というイメージがあって、私レベルの者が使うなんて恐れ多い(笑)と思ってしまう。

テキストに出てきたりhanasoのレッスンで教えてもらったりしたので、
全くない知らないわけではないのですが。




先日、空港で衝動買いしたこの本には、こう書いてありました。

イディオムは会話におけるスパイスのようなもの。
これを少し会話に混ぜるだけで、急にウィットに富んだ面白いうことを言う人、と言う雰囲気がでるので知っておくと、大変便利です


60個のイディオムが紹介されていて、そのうちの一つがコレでした。

bowl of cherries
いいことずくめ


さくらんぼは、すぐに手にとって食べられるもので、それがボウルにいっぱいある状態。
つまり、苦労や努力をせずに欲しい物が手に入るようなイメージ。


とのこと。




そこで思い出したのが、映画「オーシャンズ13」の中のcherryを使ったセリフでした。


Debbi is concierge at The Bank.
She’s very ambitious…
… in a good way, for us.

(デビーの顔が映って)
あそこのコンシェルジュだ。
野心家で
我々の役に立つ

As soon as I said the word “general manager” and “Macao”…
“マカオの総支配人に”と言ったとたん
… she was in.
乗ってきた。
I put a cherry on top to make sure.
オマケもつけた。
(ここで、札束が入っているらしき封筒をデビーに渡す場面)

これをちょっと解説しますと・・・
チーム・オーシャンはバンクというホテルのオーナーをギャフンと言わせるのが目的なのですが、それにはホテルの中の人間の協力も必要な訳です。
デビーという女性は、このホテルで働くコンシェルジュで、「あるお客さんがチェックインに来たら特定の部屋に案内してほしい」と依頼するのです。
その時のことを仲間に話しているブラッドピッドの台詞です


なるべく英文通りに訳すとこんなに感じになると思います。
デビーは、バンクホテルのコンシェルジュだ。
とても野心家だ。
・・・良い意味で。我々にとってね。
「総支配人」「マカオ」という言葉を言ったとたんに、話に乗ってきた。
確実なものをするために、上にさくらんぼを乗せておいた。


つまり、
総支配人にしてあげると言うだけでも十分だったけれど、確実に仕事をしてもらうために、その仕上げとして、お金も渡したのですね。
そのお金が、てっぺんに乗せた「さくらんぼ」と言うわけです。


cherryと言うのは英語圏の方にとっては、あると嬉しい物なのですかねさくらんぼ


ちょっとイディオムも会話に取り入れてみようかな、と言う気になりまして、早速 hanasoのF先生のレッスンで使ってみました。

先生には冒頭で
「今日、レッスン内で the cherry on topって言うから聞いてきてくださいね。」
と伝えました。

F先生は、では最初に意味の確認をしましょう!と言って

the cherry on top = idiom = something special added to something to make it more exciting, interesting, or positive

とタイプしてくれました。
ちなみに 英辞郎には
cherry on the cakeで載っていました。
特典、おまけ
ある物事に対し、必須な要素ではないが、おまけ的なものとして好ましい要素。



私の例文はこんな感じです。
先日、あるセミナーに司会者として参加した。
演者と仲良くなれたし、とても勉強になった。
司会だったので、バイト代ももらった。
有意義な一日だったな〜と思いながらタクシーに乗った。
そうしたら初老の運転手さんがおしゃべりで、最初はちょっと嫌だなと思ったのだけど、話しているうちにとても気が合うことがわかった。
色々な話しをした。なぞなぞ、宮本武蔵、生命の起源、さらには宇宙の神秘についてまで。
楽しくて、あっと言う間の1時間だった。
タクシーを降りるときに、こう思った。


The taxi driver was the cherry on top of the day.

F先生は、良い例文だと言ってくれましたけれど、私にはこれを要約する技量がなく、とてつもなく長い話になってしまいました。

F先生は、こんな風にまとめてくださいました。
You enjoy the ride home, because you had a successful seminar, and after that, you have a great conversation with a stranger.


今回のレッスンは「フリートーク」だったのですが、そうすると講師から何かトピックスはあるか聞かれ、いつも準備してないから困っていたのです。
でもトピックでなくても、使ってみたいフレーズやイディオムを使う!と宣言してからのレッスンもなかなか良かったです。
先生の方もそのつもりで聞いてくれるし、余った時間にも、そのイディオムが使えそうな質問をしてくれましたニコニコ

イディオム、これから ちょっとずつ増やしていきたいです。