映画・ストレート・トゥ・ヘル(のパンフレット)
先週、アップリンク京都で「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」を観て、
次に観る「マジック(インディアン・ムービー・ウィーク)」までの間に、
中古パンフレットコーナーを覗いていたら、これを見つけたのでした。
ストレート・トゥ・ヘル(Straight to Hell)
1987年のアメリカ映画、アレックス・コックス監督。
タイトルに惹かれて表紙をめくると、マカロニ・ウェスタン調な劇中シーン写真、そして列記されているキャストが魅力的。
ジョー・ストラマー、コートニー・ラブ、ジム・ジャームッシュ、デニス・ホッパー、グレース・ジョーンズ、
エルヴィス・コステロ、シェイン・マクガウアン、とロック寄り。
ザ・ポーグスも出演している。
アレックス・コックスは「シド アンド ナンシー」の監督だし、これだけの情報でも観たい!気持ち一杯に。
でも過去映画のパンフレットだよ?買う?うーん、と悩んでひとまずインド映画。
結局、インド映画3時間の後に、このパンフレットを購入してしまいました。
しかし、読めば読むほど観たい気持ちが募ってきましたよ。
興行的には失敗だったそうですが(コートニーのwikiにも書いてある)、絶対面白いって!
パンフレットの内容から察するに、マカロニウエスタン・アクション・コメディ?
監督がジョー・ストラマーと訪れた、スペインはアルメリア砂漠に放置されていた西部劇映画用セットを見たことから始まった、
ということですが、そのエピソードも良い!
スペインの辺境に放置された西部劇セットから始まるといえば、「サッドヒルを掘り返せ」もそうでしたね。
これはドキュメンタリー映画でしたが、コンセプトにわくわくしました。
「続・夕陽のガンマン」テーマ曲をライブでSEとして使い続けているメタリカのジェームズ・ヘットフィールド、
作曲者の巨匠・エンニオ・モリコーネ、そして主演のクリント・イーストウッドからのメッセージ映像が
「サッドヒルを掘り返」した人たちに届けられたのを観た時には、
彼らの歓声と共にこちらの胸も熱くなりました。
「ストレート・トゥ・ヘル」の公開は1987年。
ジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」は2年後の公開で、それにはジョー・ストラマーが出演している。
コートニー・ラブはまだカート・コバーンに出会う前。
ジョー・ストラマーもシェイン・マクガウアンも世を去ってしまった。
最近は技術の発展のおかげで、古い映画のリマスター版が続々と再上映されています。
観ることができるのも、作品が劣化から解放されて残るのも、嬉しいことです。
「ストレート・トゥ・ヘル」も再上映されないかな?
絶対観に行きます。
もうすでバンド関係者に「こんな作品見つけた!」と語ったし。
公開当時には全く存在を知らなくて申し訳なかった。
でも今見たいと思うし、これから先も観たい。
いろんな出会いのある映画、映画館、そして今回は古書店さんも、ありがとうございます❣️
映画好き、ありがとう😊