最後まで観ても全くわからず、なんだったんだ?とわからなすぎて、パンフレットを買った、映画『ヘブンズベル』 

脚本・監督・編集 神威杏次

パンフレットを読んで勉強というか、理解に努めようと思ったのである。

版も大きいが1300円とお高めのお値段だったけど、とにかく躊躇せず買った。


パンフレット、コレです↓


普通パンフレットは観て良かった作品のを買うのが普通だと思うし、私もそうしている。

映画の素晴らしさに酔って、その酩酊を長続きさせたいがために買う。

が、開いてみたら知らない人(それぞれ文化的な肩書きの方々だが)のポエムなエッセイばっかりで、

君の思いはいらないんだよ、作品の情報が知りたいんだよ、なんなんだこれ。

というがっかりwith買って損した感に陥ったことも一度や二度ではないが、とにかく好きになったら買うのがパンフレット。

しかし、今回は違った。

全く作品を良いと鑑賞後段階では思えなかったが故に購入。

私としてはかなり珍しいケースである。

わからな過ぎて、知りたいと思ったんですよね。


帰りの電車に乗るなり早速パンフレットを開いて読む。

かなり内容が充実している。

キャスト全員紹介されているし(三人くらいしかパンフでも公式サイトでも紹介されてないの多くて、俳優にもお客さんにも失礼だと思っていたので、これは素晴らしい)、プロダクションノートやリハ及び撮影日記(日記じゃないと思うけど)も充実、最後の解説も力入ってる。

何よりポエム(のようなエッセイ)皆無。

100%映画だった。

1時間46分の映画を、ぐーっと缶詰にするみたいに濃縮して詰め込んだ感じ。

読み応えありました。


ページをめくりつつ写真を見つつ、やっぱり楽しかったんだな、と思った。

映画を「なんなんだこれは」と思いつつ観ながら考えていたのは、

「作ってる人たちは楽しいんだろうな」ということだったから。

当たってた。


全てがちゃちくわざとらしく、ちょっとこちらが恥ずかしくなるくらいそれらがぐいぐい連打で来る。

美人主人公のアホ毛が気になって、ヘアメイクはどうなっているんだろうと気になったし。

天井が高い廃墟だったか声が反響していて、実際の現場ではそれで良いんだろうけど、映画になって聞いている分には聞きにくいし、

他でそんなに雑いというか未処理っぽいの聞いたことないし。

それらの謎な点が味になってないし。

全く活躍しないで死んでしまった、お相撲さんみたいな刺客(なのか?)が気になる。


そう、色々思い出してしまうんである。

思い出せてしまうんである。後から後から。細かいとこまで。

多分この監督の次作を観るまで反芻していると思う。


観てもわからなかったと書いたが、ストーリーがわからなかったのではなく、なんでそうなるんだよ、とか、

なんでそういうことになってんだよ、という私の頭と心がついて行ってなかっただけ。

映画がぐんぐん走っているのに、私がそれに乗り切れてなくて、仕方なく沿道から眺めているだけの感じだったが、

こうやって鑑賞後時間が経ってもあれこれ思い出しているということは、実は訳わかんないながら乗り込めていたのかもしれない。

力と勢いはすごくあった。


というわけで結局面白かったということになるのか。

うん、楽しかった。

ありがとう、映画。


入場時にステッカーもらいました😊どこに貼ろうかな